27日 飯田哲也×田中優×FUNKISTの最強トークライブ!@下北沢
「脱原発を考えるトークライブ」ついに実現!
飯田哲也×田中優×FUNKISTのトーク&ライブ!!♪
2011.06.27 環境問題プロジェクト2011「脱原発を考えるトークライブ」
【出演】田中優(未来バンク事業組合理事長)
http://tanakayu.blogspot.com/
飯田哲也(NPO法人環境エネルギー政策研究所所長)
http://www.isep.or.jp/
【音楽】FUNKIST
http://funkist.info/
OPEN 18:00 / START 19:00前売¥1,500 / 当日¥2,000(DRINK代別)
下北沢シェルター
http://www.loft-prj.co.jp/SHELTER/
(Lコード:79674)
チケット発売日:6月4日
問い合わせ:tel.03-3466-7430
「脱原発を考えるトークライブ」ついに実現!
飯田哲也×田中優×FUNKISTのトーク&ライブ!!♪
2011.06.27 環境問題プロジェクト2011「脱原発を考えるトークライブ」
【出演】田中優(未来バンク事業組合理事長)
http://tanakayu.blogspot.com/
飯田哲也(NPO法人環境エネルギー政策研究所所長)
http://www.isep.or.jp/
【音楽】FUNKIST
http://funkist.info/
OPEN 18:00 / START 19:00前売¥1,500 / 当日¥2,000(DRINK代別)
下北沢シェルター
http://www.loft-prj.co.jp/SHELTER/
(Lコード:79674)
チケット発売日:6月4日
問い合わせ:tel.03-3466-7430
PR
★★★★★
著者: ウラジーミル・ナボコフ
出版社: 新潮社
ヨーロッパの知識人ハンバート・ハンバートは、幼い頃慕っていた初恋の女性のことが忘れられず、いつでも「ニンフェット(不可解な魅力を放つ少女)」を捜し求めるようになり、そして亡命先のアメリカで12歳の少女のドロレス・ヘイズを見出します。ハンバートは、彼女のことをロリータと呼び、追い求め、彼女の母親と結婚し、ロリータに迫るのですがロリータは実は奔放な少女で・・・
20世紀の小説を代表する1作。若島正による新訳。
知識人ハンバート・ハンバートが書いた手記ということになっています。だから時折混乱するし、明快とはいえない表現が多いし、どこまでが現実でどこからが妄想(作り話)なのか分かりません。彼は信用できない語り手なのです。そのなんというか混線した語り口が非常に面白いです。
文学の引用が大好きな中年の学者ハンバートは夜の間、ロリータに何度も何度も迫るのに最後には怯えてしまい、なんと朝になってから逆に彼女に誘われるのです。そして、セックスした後には意外なことが発覚し・・・ とにかく、ハンバートの情けなさ具体が滑稽。笑いながら読むのが正しい小説なのかも知れない、と感じられるほど。
ハンバート・ハンバートは、素晴らしい少女としてロリータを徹底的にほめたたえますが、彼女は一般的に良いとされるような大人しくて可憐な少女ではないようです。むしろ汚い言葉を用い、男を惹きつけ、簡単にセックスする生意気な女の子です。ニンフェットというのは何なのか。都合良くセックスさせてくれる平均的な容貌を備えた普通の女の子のことではないのか、と感じてしまうのですが・・・ しかし、それもまたハンバート・ハンバートのフィルターにかけられているわけです。真実なのかどうなのか分かりません。
『ロリータ』は、アメリカというものを表現した文学だと指摘する評論家もいるそうです。老いたハンバートはヨーロッパ、若く野卑なロリータはアメリカというふうに当てはめて考えてみると面白いです。
変態的な小説に見えるが実はそうではなくて芸術的な文学なのだというふうに、やたらと若島正をはじめとする博識な人たちが様々なところで書きまくっているけど、「教養」ある人たちを刺激する言葉遊びと仕掛けに満ちた小説でありながら、ある意味ではポルノ小説としても読めて、それでいて推理小説のようでもあるところが素晴らしいのかなぁ、と感じました。
もう少したくさん本を読まないと、全てを読み解くことはできないのかも知れない。再読したいです。そうしたらもっと楽しめるだろうか。
自森人読書 ロリータ
著者: ウラジーミル・ナボコフ
出版社: 新潮社
ヨーロッパの知識人ハンバート・ハンバートは、幼い頃慕っていた初恋の女性のことが忘れられず、いつでも「ニンフェット(不可解な魅力を放つ少女)」を捜し求めるようになり、そして亡命先のアメリカで12歳の少女のドロレス・ヘイズを見出します。ハンバートは、彼女のことをロリータと呼び、追い求め、彼女の母親と結婚し、ロリータに迫るのですがロリータは実は奔放な少女で・・・
20世紀の小説を代表する1作。若島正による新訳。
知識人ハンバート・ハンバートが書いた手記ということになっています。だから時折混乱するし、明快とはいえない表現が多いし、どこまでが現実でどこからが妄想(作り話)なのか分かりません。彼は信用できない語り手なのです。そのなんというか混線した語り口が非常に面白いです。
文学の引用が大好きな中年の学者ハンバートは夜の間、ロリータに何度も何度も迫るのに最後には怯えてしまい、なんと朝になってから逆に彼女に誘われるのです。そして、セックスした後には意外なことが発覚し・・・ とにかく、ハンバートの情けなさ具体が滑稽。笑いながら読むのが正しい小説なのかも知れない、と感じられるほど。
ハンバート・ハンバートは、素晴らしい少女としてロリータを徹底的にほめたたえますが、彼女は一般的に良いとされるような大人しくて可憐な少女ではないようです。むしろ汚い言葉を用い、男を惹きつけ、簡単にセックスする生意気な女の子です。ニンフェットというのは何なのか。都合良くセックスさせてくれる平均的な容貌を備えた普通の女の子のことではないのか、と感じてしまうのですが・・・ しかし、それもまたハンバート・ハンバートのフィルターにかけられているわけです。真実なのかどうなのか分かりません。
『ロリータ』は、アメリカというものを表現した文学だと指摘する評論家もいるそうです。老いたハンバートはヨーロッパ、若く野卑なロリータはアメリカというふうに当てはめて考えてみると面白いです。
変態的な小説に見えるが実はそうではなくて芸術的な文学なのだというふうに、やたらと若島正をはじめとする博識な人たちが様々なところで書きまくっているけど、「教養」ある人たちを刺激する言葉遊びと仕掛けに満ちた小説でありながら、ある意味ではポルノ小説としても読めて、それでいて推理小説のようでもあるところが素晴らしいのかなぁ、と感じました。
もう少したくさん本を読まないと、全てを読み解くことはできないのかも知れない。再読したいです。そうしたらもっと楽しめるだろうか。
自森人読書 ロリータ
昨日、元気力発電所「練馬店」へ行き、「環境まちづくりNPOエコメッセ」に関するおはなしを伺ってきました。
元気力発電所「練馬店」はリサイクルの雑貨を売っているお店。狭い店内には、服、文房具、食器など様々な品物が、ところせましと置かれていました。品物には値段を記したシールがはってありましたが、どれも非常に安かったです。リサイクル生活は安くすむ上に、楽しそうだ、と感じました。
http://www.npo-ecomesse.org/shop-info/nerima
「環境まちづくりNPOエコメッセ」は、「自然との共生を優先したまちづくりを実践し、環境に負荷をかけない循環型社会をつくりだす環境まちづくりNPO」。
具体的には、寄付、助成金などをあつめて、公共施設(武蔵大学、大泉双葉幼稚園、東京三育小学校、共同保育所ごたごた荘)に、ソーラーパネルを設置している、とおっしゃっていました。地域に根差した活動、ということができます。
ソーラーパネルの発電量などに関しても教えていただきました。参考になるおはなしでした。
たとえば、武蔵大学の屋上に設置したソーラーパネルの場合
総発電量:24696kW
発電開始:2004年3月
方向・角度:南東30度
太陽電池容量:3.33kW=134W×24枚
その後、大学側がさらに容量の大きいソーラーパネルを設置しているそうです。エコメッセの活動が呼び水となった、ということができるのかも知れません。
ぜひソーラーパネルを見にいきたい、と思いました。
(そういえば、以前、体験学習の際に、ごたごた荘にいき、こどもたちと遊んだことがあります。そのごたごた荘にもソーラーパネルが設置された、と知り、おどろきました。いろんなところで、いろいろつながっていく・・・)
元気力発電所「練馬店」はリサイクルの雑貨を売っているお店。狭い店内には、服、文房具、食器など様々な品物が、ところせましと置かれていました。品物には値段を記したシールがはってありましたが、どれも非常に安かったです。リサイクル生活は安くすむ上に、楽しそうだ、と感じました。
http://www.npo-ecomesse.org/shop-info/nerima
「環境まちづくりNPOエコメッセ」は、「自然との共生を優先したまちづくりを実践し、環境に負荷をかけない循環型社会をつくりだす環境まちづくりNPO」。
具体的には、寄付、助成金などをあつめて、公共施設(武蔵大学、大泉双葉幼稚園、東京三育小学校、共同保育所ごたごた荘)に、ソーラーパネルを設置している、とおっしゃっていました。地域に根差した活動、ということができます。
ソーラーパネルの発電量などに関しても教えていただきました。参考になるおはなしでした。
たとえば、武蔵大学の屋上に設置したソーラーパネルの場合
総発電量:24696kW
発電開始:2004年3月
方向・角度:南東30度
太陽電池容量:3.33kW=134W×24枚
その後、大学側がさらに容量の大きいソーラーパネルを設置しているそうです。エコメッセの活動が呼び水となった、ということができるのかも知れません。
ぜひソーラーパネルを見にいきたい、と思いました。
(そういえば、以前、体験学習の際に、ごたごた荘にいき、こどもたちと遊んだことがあります。そのごたごた荘にもソーラーパネルが設置された、と知り、おどろきました。いろんなところで、いろいろつながっていく・・・)
★★★★★
著者: ジョン・アーヴィング
出版社: 新潮社
T・S・ガープという男の物語。
看護師ジェニー・フィールズは、欲望というものを理解しない女性でした。彼女は、子供は欲しいけど、夫は欲しくないと感じており、純粋に子どもをつくるためだけにセックスしようと考えていました。ある日、戦場で障害を負い、ガープという単語しか発することの出来ない子どものようなガープ三等曹長と出会います。ジェニーは、チャンスだと思い、彼を看護している最中に勝手にセックスしてしまいます。そしてガープを産みます。その後、ジェニーのもとでガープは成長していき、レスリングに精を出し、セックスに対しても関心を持ち始め、そして小説を書くことにも興味を示し・・・
長大な小説(上下)。
様々なエピソードが、平易な文体でテンポよく綴られていきます。死や暴力、レイプ、不倫、フェミニズム運動といった世間では重大とされていることも、ばかげたことも同じように並べられ、綴られていきます。非常に面白いのですが、奇妙な気分に陥ります。コミックみたい、というか。クシャッとまるめてしまえそう、というか。悲しいときでも軽快なのです。
真面目な場面でも滑稽な事態が発生します。たとえば、主人公はある理由のために女装して母親の葬式に出席することになるのですが結局のところばれて叩き出されます。全てがコメディとして回収されていきます。大真面目な軽薄さ/陽気さが感じられます。それなのに笑えません。なんというか少し哀しくて苦い気分になるからです。著者はカート・ヴォネガットに師事したことがあるそうですが、いかにもヴォネガットっぽい。
そして、著者はディケンズを尊敬する、とも言っているそうですが、似ているかも知れません。ストーリーは流れるように進み、魅力的で特徴的な、一癖あるキャラクターが次から次へと登場します。
とくに、ガープの母親ジェニー・フィールズは物凄いです。彼女は欲望を理解せず、聖母の如く父親の存在しない子を産み、その後その経緯を綴った「性の容疑者」という本を出版し、「女性運動家」として尊敬されるようになります。そして、看護婦として誰に対しても温かく接し、様々な人間を引き寄せるのに「女性運動家」というレッテルに違和感を覚えています。本当に奇妙な人ですが魅力的です。他にも同じように一風変わった人たちが現れます。
グロテスクで物悲しい小説内小説『ペンション・グリルパルツァー』がなかなかに良いです。熊や、異形な者たちが登場。ジョン・アーヴィングの小説はやたらとフリークスで満ちていて現実離れしているように思えるけど、それは健全/マッチョであることが前提とされている現実社会(というか、アメリカ?)の奇妙さをあらわにするための仕掛けなのかも知れない、と考えたりもしました。
とくに素晴らしいのはエピローグ。なんというか、物語を読み終えた、という気分にさせてくれます。
自森人読書 ガープの世界
著者: ジョン・アーヴィング
出版社: 新潮社
T・S・ガープという男の物語。
看護師ジェニー・フィールズは、欲望というものを理解しない女性でした。彼女は、子供は欲しいけど、夫は欲しくないと感じており、純粋に子どもをつくるためだけにセックスしようと考えていました。ある日、戦場で障害を負い、ガープという単語しか発することの出来ない子どものようなガープ三等曹長と出会います。ジェニーは、チャンスだと思い、彼を看護している最中に勝手にセックスしてしまいます。そしてガープを産みます。その後、ジェニーのもとでガープは成長していき、レスリングに精を出し、セックスに対しても関心を持ち始め、そして小説を書くことにも興味を示し・・・
長大な小説(上下)。
様々なエピソードが、平易な文体でテンポよく綴られていきます。死や暴力、レイプ、不倫、フェミニズム運動といった世間では重大とされていることも、ばかげたことも同じように並べられ、綴られていきます。非常に面白いのですが、奇妙な気分に陥ります。コミックみたい、というか。クシャッとまるめてしまえそう、というか。悲しいときでも軽快なのです。
真面目な場面でも滑稽な事態が発生します。たとえば、主人公はある理由のために女装して母親の葬式に出席することになるのですが結局のところばれて叩き出されます。全てがコメディとして回収されていきます。大真面目な軽薄さ/陽気さが感じられます。それなのに笑えません。なんというか少し哀しくて苦い気分になるからです。著者はカート・ヴォネガットに師事したことがあるそうですが、いかにもヴォネガットっぽい。
そして、著者はディケンズを尊敬する、とも言っているそうですが、似ているかも知れません。ストーリーは流れるように進み、魅力的で特徴的な、一癖あるキャラクターが次から次へと登場します。
とくに、ガープの母親ジェニー・フィールズは物凄いです。彼女は欲望を理解せず、聖母の如く父親の存在しない子を産み、その後その経緯を綴った「性の容疑者」という本を出版し、「女性運動家」として尊敬されるようになります。そして、看護婦として誰に対しても温かく接し、様々な人間を引き寄せるのに「女性運動家」というレッテルに違和感を覚えています。本当に奇妙な人ですが魅力的です。他にも同じように一風変わった人たちが現れます。
グロテスクで物悲しい小説内小説『ペンション・グリルパルツァー』がなかなかに良いです。熊や、異形な者たちが登場。ジョン・アーヴィングの小説はやたらとフリークスで満ちていて現実離れしているように思えるけど、それは健全/マッチョであることが前提とされている現実社会(というか、アメリカ?)の奇妙さをあらわにするための仕掛けなのかも知れない、と考えたりもしました。
とくに素晴らしいのはエピローグ。なんというか、物語を読み終えた、という気分にさせてくれます。
自森人読書 ガープの世界
★★★
著者: カート・ヴォネガット
出版社: 早川書房
主人公は、全米一の大富豪マラカイ・コンスタント。彼は、あらゆる時と場所に波動現象として存在するウィンストン・ナイルズ・ラムファードによって選ばれます。そして、「最大の受難者」として太陽系の様々な星を右往左往することになります。そうして、最終的には土星の衛星タイタンにたどり着くのですが・・・
奇怪な小説。
一般的にはSFに分類されているけど、サイエンス・フィクションにしては妙に哲学的。人間が自由意志を持つとはどういうことなのか、全能というのはいったいどういうことか、考えさせられます。とはいえ、決して重厚ではなく軽妙。荒唐無稽、もとくは「ぶっ飛んだ」と言う言葉がぴったりくるような展開には翻弄されるばかりです。
とはいえ、文体と物語はとても軽いのにそれでいてシニカルで、なんというか虚無的。いかにもいきあたりばったりで、まるでどこにも意味あるものなど存在しないとでも言いたいかのよう。タイトルにすら深い意味はないようなのです。SF小説というもののパロディとして読むことも可能です。とにかく諧謔に満ちています。
基本的に、ジョークはそれほどどす黒いことはなくてからっとしているけど、やっぱり妙に哀しいです。人間というものは、やりきれない、と感じさせられます。
けど、完全な闇黒に追い落とされるというわけでもありません。どこまでも醒めきってしまい、全てのものが剥がれ落ちたあとにも愛はある、という、ある意味では安っぽいし、吹けば飛ぶような悟りがもたらされます。それは物凄く軽いけど、それでいて重い答えのような気がします。
爆笑問題の太田光がことあるごとに絶賛していますが、その感覚はよく分かります。
それにしても、ヴォネガットの小説には、ぞくっとするほど印象的なセリフが満ちています。「だれにとってもいちばん不幸なことがあるとしたら、それはだれにもなにごとにも利用されないことだ」とか。
自森人読書 タイタンの妖女
著者: カート・ヴォネガット
出版社: 早川書房
主人公は、全米一の大富豪マラカイ・コンスタント。彼は、あらゆる時と場所に波動現象として存在するウィンストン・ナイルズ・ラムファードによって選ばれます。そして、「最大の受難者」として太陽系の様々な星を右往左往することになります。そうして、最終的には土星の衛星タイタンにたどり着くのですが・・・
奇怪な小説。
一般的にはSFに分類されているけど、サイエンス・フィクションにしては妙に哲学的。人間が自由意志を持つとはどういうことなのか、全能というのはいったいどういうことか、考えさせられます。とはいえ、決して重厚ではなく軽妙。荒唐無稽、もとくは「ぶっ飛んだ」と言う言葉がぴったりくるような展開には翻弄されるばかりです。
とはいえ、文体と物語はとても軽いのにそれでいてシニカルで、なんというか虚無的。いかにもいきあたりばったりで、まるでどこにも意味あるものなど存在しないとでも言いたいかのよう。タイトルにすら深い意味はないようなのです。SF小説というもののパロディとして読むことも可能です。とにかく諧謔に満ちています。
基本的に、ジョークはそれほどどす黒いことはなくてからっとしているけど、やっぱり妙に哀しいです。人間というものは、やりきれない、と感じさせられます。
けど、完全な闇黒に追い落とされるというわけでもありません。どこまでも醒めきってしまい、全てのものが剥がれ落ちたあとにも愛はある、という、ある意味では安っぽいし、吹けば飛ぶような悟りがもたらされます。それは物凄く軽いけど、それでいて重い答えのような気がします。
爆笑問題の太田光がことあるごとに絶賛していますが、その感覚はよく分かります。
それにしても、ヴォネガットの小説には、ぞくっとするほど印象的なセリフが満ちています。「だれにとってもいちばん不幸なことがあるとしたら、それはだれにもなにごとにも利用されないことだ」とか。
自森人読書 タイタンの妖女
浅田彰
1957年生まれ。
京都大学大学院経済学研究科博士課程中退。
「一刀斎」森毅の影響を受けている。
1983年、京都大学人文科学研究所の助手時代に、『構造と力』を出版。ニュー・アカデミズムの急先鋒と看做された。
『構造と力』では、いわゆる「現代思想」を図式化していき、明快に示した。内容は極度に整理されている。そして、文章は非常に簡潔である。編集の才能が垣間見える。しかし、『構造と力』を形容する場合、智の蕩尽という言葉が適当だと思われる。
体系的な書物を残していない。そのため、批判されることもある。
ただ、多くの人と対談している。対談相手の思想を明らかにするすぐれた対談が多い。しかし、相手によっては浅田彰が愚かな人間に見えることもある。浅田彰は、明るい鏡のようである。
90年代には柄谷行人とともに『批評空間』を編集した。
1957年生まれ。
京都大学大学院経済学研究科博士課程中退。
「一刀斎」森毅の影響を受けている。
1983年、京都大学人文科学研究所の助手時代に、『構造と力』を出版。ニュー・アカデミズムの急先鋒と看做された。
『構造と力』では、いわゆる「現代思想」を図式化していき、明快に示した。内容は極度に整理されている。そして、文章は非常に簡潔である。編集の才能が垣間見える。しかし、『構造と力』を形容する場合、智の蕩尽という言葉が適当だと思われる。
体系的な書物を残していない。そのため、批判されることもある。
ただ、多くの人と対談している。対談相手の思想を明らかにするすぐれた対談が多い。しかし、相手によっては浅田彰が愚かな人間に見えることもある。浅田彰は、明るい鏡のようである。
90年代には柄谷行人とともに『批評空間』を編集した。
★★★★★
著者: J・G・バラード
出版社: 東京創元社
フォート・イザベル癩病院に務めているエドワード・サンダーズ博士は、クレア博士夫妻から貰った手紙が検閲されていたことに不審を抱き、夫妻の住むカメルーンを訪れます。彼は奇妙な感覚に囚われます。白と黒がくっきりと分かれていて、妙に世界が薄暗いのです。サンダーズ博士はそこでジャーナリスト・ルイーズ・プレと出会い、親しくなり、彼女とともに行動します。そして、結晶化した植物を見つけ、右腕が結晶化した男の死体が流れてくるのを発見します。それはルイーズの知り合いでした。いったい何が起きているのか?
陰影に富んだSF小説。
対照的な白と黒のイメージがふんだんに用いられているため、まるで銅版画のようです。何もかもが単色で、くっきりとしています。どろどろした人間関係が渦巻いている上に、じっとりとして薄暗い現実世界に、華麗な水晶の世界が少しずつ割り込んできます。
あまりにも壮烈で、それでいてグロテスクで美しい現象の中にあって人々は決断を迫られます。結晶化すると、その生物は死なずにその状態のまま取り込まれます。ようするに不死性を手に入れられるわけです。現実世界にとどまって死ぬか、それとも結晶世界にとりこまれるか?
劇的なストーリーなのですが、全体としては淡々としていて哲学的です。妙にしっとりとしています。宇宙がじょじょに結晶化していくというのに、主人公サンダーズはそれをどうすることもできずにただ受け止めます。そして不倫相手であるスザンヌ・クレアと彼女の面影を感じさせるルイーズ・プレの間を行き来します。様々な人物が登場するのですが、たいてい病んでいて、彼らの愛憎劇はなんだか妙に暗くて象徴的。
結晶を溶かすことができるのは宝石のみなのですが、主人公はそれらを埋め込んである十字架(キリスト教の象徴)を手に持ち、結晶化した世界をぐりぬけ、脱出します。ですが・・・
非常に引き込まれます。恐ろしく美しい終末を描き出す物語。
自森人読書 結晶世界
著者: J・G・バラード
出版社: 東京創元社
フォート・イザベル癩病院に務めているエドワード・サンダーズ博士は、クレア博士夫妻から貰った手紙が検閲されていたことに不審を抱き、夫妻の住むカメルーンを訪れます。彼は奇妙な感覚に囚われます。白と黒がくっきりと分かれていて、妙に世界が薄暗いのです。サンダーズ博士はそこでジャーナリスト・ルイーズ・プレと出会い、親しくなり、彼女とともに行動します。そして、結晶化した植物を見つけ、右腕が結晶化した男の死体が流れてくるのを発見します。それはルイーズの知り合いでした。いったい何が起きているのか?
陰影に富んだSF小説。
対照的な白と黒のイメージがふんだんに用いられているため、まるで銅版画のようです。何もかもが単色で、くっきりとしています。どろどろした人間関係が渦巻いている上に、じっとりとして薄暗い現実世界に、華麗な水晶の世界が少しずつ割り込んできます。
あまりにも壮烈で、それでいてグロテスクで美しい現象の中にあって人々は決断を迫られます。結晶化すると、その生物は死なずにその状態のまま取り込まれます。ようするに不死性を手に入れられるわけです。現実世界にとどまって死ぬか、それとも結晶世界にとりこまれるか?
劇的なストーリーなのですが、全体としては淡々としていて哲学的です。妙にしっとりとしています。宇宙がじょじょに結晶化していくというのに、主人公サンダーズはそれをどうすることもできずにただ受け止めます。そして不倫相手であるスザンヌ・クレアと彼女の面影を感じさせるルイーズ・プレの間を行き来します。様々な人物が登場するのですが、たいてい病んでいて、彼らの愛憎劇はなんだか妙に暗くて象徴的。
結晶を溶かすことができるのは宝石のみなのですが、主人公はそれらを埋め込んである十字架(キリスト教の象徴)を手に持ち、結晶化した世界をぐりぬけ、脱出します。ですが・・・
非常に引き込まれます。恐ろしく美しい終末を描き出す物語。
自森人読書 結晶世界
★★★★★
著者: グレッグ・イーガン
出版社: 早川書房
『祈りの海』はグレッグ・イーガンの日本オリジナル短編集。『貸し金庫』『キューティ』『ぼくになることを』『繭』『百光年ダイアリー』『誘拐』『放浪者の軌道』『ミトコンドリア・イヴ』『無限の暗殺者』『イェユーカ』『祈りの海』収録。
『貸し金庫』
眠るたびに様々な人間の体の中を飛び移ってしまう男が主人公。彼は、貸し金庫の中に自分を宿した何千もの人間の記録を書き溜め、その現象について考えようとしていたのですが・・・
『キューティ』
子供が欲しくてたまらない男は、4年で死ぬ赤ん坊に似た生物を買います。そしてキューティと名付けるのですが、あまりにも可愛いので・・・
『ぼくになることを』
<宝石>を頭のなかに埋め込むことが普通になりました。多くの人はそれに自分そのものを記憶させ、ある年齢に達したら、脳を捨てて<宝石>に乗り移り、老衰を免れました。ですが主人公は、<宝石>が自分といえるのか分からず、苦悩しますが・・・
『繭』
ある企業が、胎盤の組織を改変することで胎児を様々な汚染物質から守る繭を開発しようとしていました。ですが、その企業の研究所が爆破されます。ゲイの主人公はその謎を追うのですが・・・
『百光年ダイアリー』
日記を読めば、未来のことが分かってしまうようになりました。しかし、日記はすでに記されていた通りにしか記すことが出来なくて・・・ 自由意志とはなんであるのか、問う作品。
『誘拐』
妻を無事に帰して欲しければ金を払え、と映話がかかってきます。主人公は慌てて確認すると妻は無事で・・・ そこそこに面白いです。
『放浪者の軌道』
突如として思考・思想が感染するようになり、人々はある考え方を持った集合体となっていきます。それを嫌う主人公は、フリーウェイを歩き続けるのですが・・・ 秀逸。「どこにも属さない」ことを目指していたのに、もしかしたら「どこにも属していないグループ」に属していることになっているのかも知れない。
『ミトコンドリア・イヴ』
「全ての人間は、一人の女性の子孫にあたる」ということを科学的に証明し、それだから人種は越えられると呼びかけ、世界に平和をもたらそうとするグループが現れます。主人公は違和感を覚えつつ、恋人に説かれ、彼らに協力するのですが・・・
『無限の暗殺者』
主人公は暗殺者。無限の平行世界を巻き込む渦を巻き起こす犯人を探し出し、殺そうとするのですが・・・ 多分、収録されている中で最も難解。
『イェユーカ』
主人公は医者。ウガンダで奇病・イェユーカを追いかけるのだけど。医療を扱った作品。
『祈りの海』
物語の舞台は惑星コヴナント。そこに移住した人々は海と陸に分かれていきました。そして生殖の方法も大きく変化していました。主人公マーティンはおもりをつけられて海に沈み、恍惚感に浸ります。そして、教会に属するのですが。
非常に硬質な物語ばかり。
世界とは?遺伝子とは?自分とは?個性とは?生命とは?未来とは?時間とは?並列世界とは?思想とは?次元とは?医療とは?宗教とは?神とは? 様々なことを考えさせられます。「アイディアは面白いけど、ストーリーが面白くない。アイディアだけの小説」などと評されることもあるようですが、科学が生み出す奇怪な世界とそれの問題に真正面から挑みかかる骨太な物語には惚れ惚れします。これこそがSFなのではないか。
自森人読書 祈りの海
著者: グレッグ・イーガン
出版社: 早川書房
『祈りの海』はグレッグ・イーガンの日本オリジナル短編集。『貸し金庫』『キューティ』『ぼくになることを』『繭』『百光年ダイアリー』『誘拐』『放浪者の軌道』『ミトコンドリア・イヴ』『無限の暗殺者』『イェユーカ』『祈りの海』収録。
『貸し金庫』
眠るたびに様々な人間の体の中を飛び移ってしまう男が主人公。彼は、貸し金庫の中に自分を宿した何千もの人間の記録を書き溜め、その現象について考えようとしていたのですが・・・
『キューティ』
子供が欲しくてたまらない男は、4年で死ぬ赤ん坊に似た生物を買います。そしてキューティと名付けるのですが、あまりにも可愛いので・・・
『ぼくになることを』
<宝石>を頭のなかに埋め込むことが普通になりました。多くの人はそれに自分そのものを記憶させ、ある年齢に達したら、脳を捨てて<宝石>に乗り移り、老衰を免れました。ですが主人公は、<宝石>が自分といえるのか分からず、苦悩しますが・・・
『繭』
ある企業が、胎盤の組織を改変することで胎児を様々な汚染物質から守る繭を開発しようとしていました。ですが、その企業の研究所が爆破されます。ゲイの主人公はその謎を追うのですが・・・
『百光年ダイアリー』
日記を読めば、未来のことが分かってしまうようになりました。しかし、日記はすでに記されていた通りにしか記すことが出来なくて・・・ 自由意志とはなんであるのか、問う作品。
『誘拐』
妻を無事に帰して欲しければ金を払え、と映話がかかってきます。主人公は慌てて確認すると妻は無事で・・・ そこそこに面白いです。
『放浪者の軌道』
突如として思考・思想が感染するようになり、人々はある考え方を持った集合体となっていきます。それを嫌う主人公は、フリーウェイを歩き続けるのですが・・・ 秀逸。「どこにも属さない」ことを目指していたのに、もしかしたら「どこにも属していないグループ」に属していることになっているのかも知れない。
『ミトコンドリア・イヴ』
「全ての人間は、一人の女性の子孫にあたる」ということを科学的に証明し、それだから人種は越えられると呼びかけ、世界に平和をもたらそうとするグループが現れます。主人公は違和感を覚えつつ、恋人に説かれ、彼らに協力するのですが・・・
『無限の暗殺者』
主人公は暗殺者。無限の平行世界を巻き込む渦を巻き起こす犯人を探し出し、殺そうとするのですが・・・ 多分、収録されている中で最も難解。
『イェユーカ』
主人公は医者。ウガンダで奇病・イェユーカを追いかけるのだけど。医療を扱った作品。
『祈りの海』
物語の舞台は惑星コヴナント。そこに移住した人々は海と陸に分かれていきました。そして生殖の方法も大きく変化していました。主人公マーティンはおもりをつけられて海に沈み、恍惚感に浸ります。そして、教会に属するのですが。
非常に硬質な物語ばかり。
世界とは?遺伝子とは?自分とは?個性とは?生命とは?未来とは?時間とは?並列世界とは?思想とは?次元とは?医療とは?宗教とは?神とは? 様々なことを考えさせられます。「アイディアは面白いけど、ストーリーが面白くない。アイディアだけの小説」などと評されることもあるようですが、科学が生み出す奇怪な世界とそれの問題に真正面から挑みかかる骨太な物語には惚れ惚れします。これこそがSFなのではないか。
自森人読書 祈りの海
宮台真司
1959年生まれ。
東京大学大学院博士課程修了。社会学博士。『権力の予期理論』を発表して、社会学者としてデビュー。
デビュー当時、社会の自由化、及びに、社会の無意味化は不可避であると論じた。そして、自由と各人の自己決定を肯定。そのため、社会から持て囃された。
しかし、徐々に、自由化はアメリカニズムの単なる受容だ、と指摘するようになる。そして、自由化/アメリカニズムと、日本の国益/日本国民の幸せは相反する、と説き始めた。さらには現実政治へのコミットに意欲を示す。
2001年ジャーナリスト神保哲生が立ち上げた「ビデオニュース・ドットコム」に参加して、インターネット上で積極的に発言。
現在では、システム偏重から脱却して、「生活世界」を重視するべきと訴える。人生の一過性に対する意識が非常に強い。「合理性」を徹底的に追及すれば、非合理的と思われているものの重視に到達すると主張。連帯を重視する良い共同体、「理性を超越したもの」(たとえば、チェ・ゲバラの姿勢)、計量的には計測することができない各人の「幸せ」を重視する。
2011.3.11以降、原子力発電の危険を徹底的に指摘。
弟子は鈴木謙介など。
1959年生まれ。
東京大学大学院博士課程修了。社会学博士。『権力の予期理論』を発表して、社会学者としてデビュー。
デビュー当時、社会の自由化、及びに、社会の無意味化は不可避であると論じた。そして、自由と各人の自己決定を肯定。そのため、社会から持て囃された。
しかし、徐々に、自由化はアメリカニズムの単なる受容だ、と指摘するようになる。そして、自由化/アメリカニズムと、日本の国益/日本国民の幸せは相反する、と説き始めた。さらには現実政治へのコミットに意欲を示す。
2001年ジャーナリスト神保哲生が立ち上げた「ビデオニュース・ドットコム」に参加して、インターネット上で積極的に発言。
現在では、システム偏重から脱却して、「生活世界」を重視するべきと訴える。人生の一過性に対する意識が非常に強い。「合理性」を徹底的に追及すれば、非合理的と思われているものの重視に到達すると主張。連帯を重視する良い共同体、「理性を超越したもの」(たとえば、チェ・ゲバラの姿勢)、計量的には計測することができない各人の「幸せ」を重視する。
2011.3.11以降、原子力発電の危険を徹底的に指摘。
弟子は鈴木謙介など。
津田大介
1973年生まれ。
早稲田大学社会科学部卒業。
2002年、ニュースサイト「音楽配信メモ」を立ち上げた。
大学卒業後、多くのパソコン雑誌に記事を書く。インターネットがもたらした音楽の自由化を積極的に評価。
2007年、小寺信良(コラムニスト、AV・音響機器評論家)、白田秀彰(法政大学社会学部准教授)とともに、インターネット先進ユーザーの会(MIAU、現インターネットユーザー協会)を設立。情報の自由化に関して論じる。
インターネットがもたらした社会の変容を追跡しようとしている。
最初期から、Twitterを用いてきた。メディアジャーナリストを名乗る。個人が力を持ち得る自由な現状を肯定している。
1973年生まれ。
早稲田大学社会科学部卒業。
2002年、ニュースサイト「音楽配信メモ」を立ち上げた。
大学卒業後、多くのパソコン雑誌に記事を書く。インターネットがもたらした音楽の自由化を積極的に評価。
2007年、小寺信良(コラムニスト、AV・音響機器評論家)、白田秀彰(法政大学社会学部准教授)とともに、インターネット先進ユーザーの会(MIAU、現インターネットユーザー協会)を設立。情報の自由化に関して論じる。
インターネットがもたらした社会の変容を追跡しようとしている。
最初期から、Twitterを用いてきた。メディアジャーナリストを名乗る。個人が力を持ち得る自由な現状を肯定している。
金子勝
1952年生まれ。
東京大学大学院経済学研究科単位取得満期修了、経済学修士。
経済学者。マルクス経済学を専攻していた。経済の根幹には、信頼・協力の制度があると主張。ラディカルな立場から、自由主義の限界を問い続けている。
とくに、有名なのがセーフティネット論。
セーフティネットは市場から脱落していく経済的弱者を救済するためにある、という「常識」を批判。そして、適切なセーフティネットがない社会は安定を欠くから、誰も積極的に動くことができない、結果として経済は悪化していく、と喝破。
さらに、セーフティネットに不備があり、市場から脱落していく人が増加した場合、その脱落した人たちがもたらす社会的コストは、セーフティネットを設置する場合に必要なコストを上回るであろう、と指摘。セーフティネットは社会的弱者のためにあるのではなく、社会全体のためにあると言い続けている。
1952年生まれ。
東京大学大学院経済学研究科単位取得満期修了、経済学修士。
経済学者。マルクス経済学を専攻していた。経済の根幹には、信頼・協力の制度があると主張。ラディカルな立場から、自由主義の限界を問い続けている。
とくに、有名なのがセーフティネット論。
セーフティネットは市場から脱落していく経済的弱者を救済するためにある、という「常識」を批判。そして、適切なセーフティネットがない社会は安定を欠くから、誰も積極的に動くことができない、結果として経済は悪化していく、と喝破。
さらに、セーフティネットに不備があり、市場から脱落していく人が増加した場合、その脱落した人たちがもたらす社会的コストは、セーフティネットを設置する場合に必要なコストを上回るであろう、と指摘。セーフティネットは社会的弱者のためにあるのではなく、社会全体のためにあると言い続けている。
転載
(自由の森学園公式ウェブサイトに最新の情報が掲載されています)
2011.03.23
中学校卒業式を行います(11.03.23 14:45)
下記の日程で2010年度中学校卒業式を行います。度重なる日程の変更で大変ご迷惑をおかけいたしまして、申しわけありません。さまざまな事情を考慮し、本日の中学校各学年および教職員会議で中学校卒業式を行うことを確認いたしました。
なお、これまでの状況や推移を勘案いたしますと、土曜日であることで停電の事情や交通機関の運行停止などは平日よりは緩和されると予想しておりますが、登下校に際しては、くれぐれも交通機関の動きなどを事前に確認された上でご参加ください。
2010年度中学校卒業式
日時 4月2日(土) 13:00より
場所 自由の森学園講堂
(自由の森学園公式ウェブサイトに最新の情報が掲載されています)
2011.03.23
中学校卒業式を行います(11.03.23 14:45)
下記の日程で2010年度中学校卒業式を行います。度重なる日程の変更で大変ご迷惑をおかけいたしまして、申しわけありません。さまざまな事情を考慮し、本日の中学校各学年および教職員会議で中学校卒業式を行うことを確認いたしました。
なお、これまでの状況や推移を勘案いたしますと、土曜日であることで停電の事情や交通機関の運行停止などは平日よりは緩和されると予想しておりますが、登下校に際しては、くれぐれも交通機関の動きなどを事前に確認された上でご参加ください。
2010年度中学校卒業式
日時 4月2日(土) 13:00より
場所 自由の森学園講堂
自由の森学園の今後の予定が変更になったようです。
常時、公式ウェブサイトを確認したほうがいい、と思います。
(以下転載)
震災に伴う日程変更のお知らせ
(3月16日 13:40)
計画停電の実施や交通機関の乱れなどにより、学校の活動を通常通り行うことが困難となっております。明日以降、3月中の日程について、以下のようにいたします。
生徒・保護者の方へ
1. 23日(水)の「終業の会」は中止します。評価表は3月中に郵送いたします。
2. 20日(日)に延期した「中学卒業式」は現在のところ実施する予定ですが、鉄道の運行や停電などの状況により、最終的な実施の可否については18日にあらためて決定をいたします。なお、行う場合でも開始時刻を遅らせる場合もあります。確定次第、お知らせいたします。
3. 3月中の部活動やクラス旅行、行事準備などは中止し、登校しないようにして下さい。
2次・転編入試験を受験される方へ
19日(土)の「2次・転編入学試験」は、予定通り行います。交通機関の乱れなどによって当日の遅刻、欠席をされる場合には、必ずご連絡ください。
なお、昼食に学園の食堂(有料)を利用される方は、学園事務局まであらかじめご連絡ください。
新入生保護者説明会に参加される方へ
26日(土)の、新入生保護者説明会は、お知らせした通り行います。参加できない方のご家庭には、当日配布書類をお送りいたします。
この日は食堂がオープンできません。午後には寮の保護者説明会を予定しています。お手数ですが、昼食はご持参ください。
電話 042-972-3131
常時、公式ウェブサイトを確認したほうがいい、と思います。
(以下転載)
震災に伴う日程変更のお知らせ
(3月16日 13:40)
計画停電の実施や交通機関の乱れなどにより、学校の活動を通常通り行うことが困難となっております。明日以降、3月中の日程について、以下のようにいたします。
生徒・保護者の方へ
1. 23日(水)の「終業の会」は中止します。評価表は3月中に郵送いたします。
2. 20日(日)に延期した「中学卒業式」は現在のところ実施する予定ですが、鉄道の運行や停電などの状況により、最終的な実施の可否については18日にあらためて決定をいたします。なお、行う場合でも開始時刻を遅らせる場合もあります。確定次第、お知らせいたします。
3. 3月中の部活動やクラス旅行、行事準備などは中止し、登校しないようにして下さい。
2次・転編入試験を受験される方へ
19日(土)の「2次・転編入学試験」は、予定通り行います。交通機関の乱れなどによって当日の遅刻、欠席をされる場合には、必ずご連絡ください。
なお、昼食に学園の食堂(有料)を利用される方は、学園事務局まであらかじめご連絡ください。
新入生保護者説明会に参加される方へ
26日(土)の、新入生保護者説明会は、お知らせした通り行います。参加できない方のご家庭には、当日配布書類をお送りいたします。
この日は食堂がオープンできません。午後には寮の保護者説明会を予定しています。お手数ですが、昼食はご持参ください。
電話 042-972-3131
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