自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
★★★★
著者: コードウェイナー・スミス
出版社: 早川書房
短編集。『スキャナーに生きがいはない』『星の海に魂の帆をかけた少女』『鼠と竜のゲーム』『燃える脳』『スズダル中佐の犯罪と栄光』『黄金の船が・・・おお! おお!おお!』『ママ・ヒットンのかわゆいキットンたち』『アルファ・ラルファ大通り』 収録。
『スキャナーに生きがいはない』
主人公は、スキャナーのマーテル(スキャナーとは<空のむこう>で人間を守るため自ら志願して肉体を機械化した人間たち)。マーテルはクランチに入り妻との日々を楽しんでいたのに、突如として緊急召集されます。スキャナーたちは自分たちの存在意義を失わせる男を殺そうとしていました。マーテルは反対し・・・
『星の海に魂の帆をかけた少女』
主人公はヘレン・アメリカとミスター・グレイ=ノー=モア。ヘレン・アメリカは初めて星の海に〈魂〉の帆をかけた畸形の女性。グレイ=ノー=モアは一ヶ月(その間に40年分老化)かけ、母なる惑星へ現れた老人。2人は惹かれあい・・・
『鼠と竜のゲーム』
人類は平面航法を理解し、宇宙にはばたいていきます。しかし、航海中船員が何者かに襲われ、発狂する事件が多発。エスパーは、その襲撃者を竜のようなものと看做し、光で撃退します。しかし、そのためにはパートナー=猫が必要でした。猫たちは、襲撃者を鼠として捉えていて・・・
『燃える脳』
最高のゴー・キャプテンとして知られているマーニョ・タリアーノとその妻ドロレス・オーの物語。悲劇。
『スズダル中佐の犯罪と栄光』
主人公は、クルーザーの艦長スズダル中佐。彼はアラコシア人の襲撃を受けます。それをある違法な方法で撃退するのですが、極刑に処され・・・
『黄金の船が・・・おお! おお!おお!』
辺境の惑星を支配する独裁者ラウムソッグ大公は地球征服をたくらみました。補完機構はそれに対応します。
『ママ・ヒットンのかわゆいキットンたち』
盗賊ベンジャコミン・ボザートは、惑星ノーストリリアに侵入し、ストルーンを盗み出そうとするのですが・・・
『アルファ・ラルファ大通り』
人類補完機構は《人間の再発見》を容認し、地球の人類を安全で満足できる管理から解き放ちます。新フランス人となった2人は・・・
「人類補完機構」シリーズ。
サイエンス・フィクションというよりは、宇宙規模で繰り広げられる伝説といった方が正確ではないか、と感じます。言葉遣いが特徴的です。詳しい説明がないためにかえって、その世界が壮大に感じられます。あとは猫が様々な場面で登場するところが愉快。
自森人読書 鼠と竜のゲーム
著者: コードウェイナー・スミス
出版社: 早川書房
短編集。『スキャナーに生きがいはない』『星の海に魂の帆をかけた少女』『鼠と竜のゲーム』『燃える脳』『スズダル中佐の犯罪と栄光』『黄金の船が・・・おお! おお!おお!』『ママ・ヒットンのかわゆいキットンたち』『アルファ・ラルファ大通り』 収録。
『スキャナーに生きがいはない』
主人公は、スキャナーのマーテル(スキャナーとは<空のむこう>で人間を守るため自ら志願して肉体を機械化した人間たち)。マーテルはクランチに入り妻との日々を楽しんでいたのに、突如として緊急召集されます。スキャナーたちは自分たちの存在意義を失わせる男を殺そうとしていました。マーテルは反対し・・・
『星の海に魂の帆をかけた少女』
主人公はヘレン・アメリカとミスター・グレイ=ノー=モア。ヘレン・アメリカは初めて星の海に〈魂〉の帆をかけた畸形の女性。グレイ=ノー=モアは一ヶ月(その間に40年分老化)かけ、母なる惑星へ現れた老人。2人は惹かれあい・・・
『鼠と竜のゲーム』
人類は平面航法を理解し、宇宙にはばたいていきます。しかし、航海中船員が何者かに襲われ、発狂する事件が多発。エスパーは、その襲撃者を竜のようなものと看做し、光で撃退します。しかし、そのためにはパートナー=猫が必要でした。猫たちは、襲撃者を鼠として捉えていて・・・
『燃える脳』
最高のゴー・キャプテンとして知られているマーニョ・タリアーノとその妻ドロレス・オーの物語。悲劇。
『スズダル中佐の犯罪と栄光』
主人公は、クルーザーの艦長スズダル中佐。彼はアラコシア人の襲撃を受けます。それをある違法な方法で撃退するのですが、極刑に処され・・・
『黄金の船が・・・おお! おお!おお!』
辺境の惑星を支配する独裁者ラウムソッグ大公は地球征服をたくらみました。補完機構はそれに対応します。
『ママ・ヒットンのかわゆいキットンたち』
盗賊ベンジャコミン・ボザートは、惑星ノーストリリアに侵入し、ストルーンを盗み出そうとするのですが・・・
『アルファ・ラルファ大通り』
人類補完機構は《人間の再発見》を容認し、地球の人類を安全で満足できる管理から解き放ちます。新フランス人となった2人は・・・
「人類補完機構」シリーズ。
サイエンス・フィクションというよりは、宇宙規模で繰り広げられる伝説といった方が正確ではないか、と感じます。言葉遣いが特徴的です。詳しい説明がないためにかえって、その世界が壮大に感じられます。あとは猫が様々な場面で登場するところが愉快。
自森人読書 鼠と竜のゲーム
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