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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★

作者:  飴村行
出版社: 幻冬舎

  物語の舞台は、十五年戦争のさなかの日本。三部構成。

  第一部。国民学校初等科に通う堀川真樹夫と中沢大吉は、同級生の月ノ森雪麻呂の家へ招かれるのですが、〈ヘルビノ〉と呼ばれる爬虫人に出迎えられます。〈ヘルビノ〉は東南アジアのナムールという国から連れてこられた頭部が蜥蜴の生物でした。真樹夫と大吉は父親の権力を利用し、全てを思い通りに押し通そうとする暴虐な少年・雪麻呂によって酷い目にあわされ・・・

  ホラー小説。

  エログロナンセンスという言葉が似合います。ストーリーは一応あるのだけど、存在している必然性がない気もします。そして、とにかく人間の汚い部分がいやになるほどしっかりと綴られています。しかも、様々なスプラッター描写、グロテスクな表現などがいちいち気持ち悪いです。著者・飴村行はいったい何を考えながら小説を書いているのだろうか、と感じてしまいました。

  グロテスクですが、だからこそ笑えるところも結構あります。

  暴虐で卑怯な主人公・月ノ森雪麻呂には、とにかくうんざりさせらます。彼はいつでも父親の権力を利用し、好きなように振舞います。物語が成り立つのは彼がばかなことを繰り返すから。

  ラストには呆れます。デンデン太鼓を叩いていた〈ヘルビノ〉の正体が明らかになるのですが、もう頭を抱えたくなります。綺麗に収まっているようにみえますが、よく考えてみると全然綺麗ではないし、とんでもないです。

  基本的に読みやすいし、まぁ悪くはないとは思います。しかし、読んでいると面倒になってくるし、ちょっといやになってきます・・・


自森人読書 粘膜蜥蜴
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