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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★

著者:  ジャネット・ウィンターソン
出版社: 角川書店

  アトラスはティタン族に属する神の一員でした。ですが、ゼウスと戦って敗れ、いつまでも世界を背負うこととなります。彼は、黄金の林檎を持ち帰るために現れたヘラクレスに頼まれ、林檎をとりにいきます。そしてその間、ヘラクレスに世界を任せます。彼は林檎をもぎつつ様々なことを思うのですが、やはりもとの場所へと戻り・・・ 神話と自伝的な物語が入り混じった小説。

  『永遠を背負う男』は、「新・世界の神話シリーズ(THE MYTHS)」の中の1冊。

  ギリシア神話を焼きなおしたもの。かと思いきや、実はそうとばかりもいえず、作者自身の物語も同時に綴られます。そして、じょじょに世界は膨らんでいきます。宇宙犬ライカまで登場。非常にかわいらしいです。

  そうしてライカとも出会い、自分の重みに疑問を覚えたアトラスは・・・ 最後の場面で、アトラスの決断とジャネット・ウィンターソンの決断が重なります。

  背負った重荷をいかにしておろすか。考えてみると本当に難しい問題だなぁ、と感じました。自分がおろしてしまえば、世界がどうなるか分からないとなればなおさらです。しかし、いつかおろすことが必要になるかも知れない。そのときどうするか。

  妙に凝り固まったように感じられる訳が残念。ビシリビシリとして痺れるのですが、読みづらいです。だけど、むしろつっかかるくらいでちょうど良いのかも知れません。シリアスな内容とはマッチしています。それほど長いわけではないのに読み応えはあるし、なんというか心に残ります。とても、重い小説です。


自森人読書 永遠を背負う男
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