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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★★

著者:  小川洋子
出版社: 新潮社

  ある交通事故によって80分間しか記憶の持たない元数学者「博士」と、「博士」の新しい家政婦である「私」と、その息子である「ルート」のおはなし。「博士」は数学と、阪神タイガース(というか江夏豊)をこよなく愛する人です。交通事故の前の記憶ははっきりと残っているのです。それと、今から80分間前までの記憶が「博士」の記憶です。

  大切なことを忘れないために体中にメモを貼り付けています。博士にとっては数学がとても大切なことでした。いろんな場所から数を見つけてくるのです。最初、「私」はそれに戸惑いますが、じょじょに「博士」のことが分かって来るようになります・・・

  第1回本屋大賞をとった作品です。記憶が飛ぶ、というのはある意味ものすごく怖いことだと思います。記憶に頼れないということは、自分が自分である術を完全に失ってしまうからです。それでも「博士」は絶望したりせずに淡々と生きていて素晴らしいなぁ、と思いました。あ、でも絶望ですら忘れてしまうのかなぁ。そこらへんはよく分かりません。「数学」とはいってもそこまで難しいわけではなく、ストーリーも短いのでのですらすら読めました。大きなどーんとした感動はないけど、面白いです。

  あとで読んだ『サウスポー魂』で投手・江夏豊の半生を知りました。江夏豊って凄い人だなぁ・・・


自森人読書 博士の愛した数式
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無題
トラックバックをありがとうございます。単身赴任の中年オジンの記事に興味を持っていただき、ありがたいかぎりです。この本は、たいへん面白く読みました。映画になっているようですが、まだ観ていませんので、機会があればぜひ観たいとおもいます。寒くなりますので、風邪などひきませんように。
narkejp 2008/11/27(Thu) 編集
無題
こちらこそありがとうございます。これからも時々トラックバックさせてもらうかもしれません・・・ その時はお願いします。
僕も、映画を見ていません。いつか見たいなぁ・・冬休みになったらひまかなぁ。
だいち 2008/11/28(Fri) 編集
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小川洋子『博士の愛した数式』を読む
少し前に、小川洋子さんの『博士の愛した数式』がベストセラーのトップにあった。なんでも、書店員の人たちの推薦するベストワンだとかで興味を持ち、ちょうど機会がありこの本を入手したしだい。 物語の幕あきは、家政婦として勤め始めた女性とその息子が、博士の家で平方根を考える場面から始まる。-1のルートは?分数をようやく習ったばかりの息子に、博士は優しく根気よく問いかける。この場面に、三人のその後の関係要素が全部つまっている。 複雑な生育歴を持つ女性が母と同じように私生児を産み、生活のために家政婦として勤めた始めた家に、博士はいた。数学を日常の言葉とする天才的な学者だが、記憶が80分しかもたず、家政婦が長続きしない。L.V.ベートーヴェン家みたいなものか。 博士は子どもが好きで、女性の息子にルートという愛称をつける。博士の人間性に触れ、三人が数学や野球を媒介とした友情に結ばれる頃、突然の博士の発熱と看護、そして解雇。雇い主の未亡人は義姉にあたる人だが、博士との関係はミステリアスだ。そして対立のあとの理解。再び勤め始めた家で、息子の11歳の誕生日を祝おうと計画した。人を喜ばせることを企画し楽しむ気持ちは、80分しか記憶が持たなくとも変わらないようだ。タイマーは徐々に短くなっているというのに。 22歳になったルートとともに病院の博士を訪ねるエピローグは悲しい。だが、老いて呆けた親しい人の手を握り、別れを経験した人ならば、弱々しい腕で若者を祝福する姿をいつまでも忘れないことだろう。なぜなら、無償の愛が次の世代の心にバトンタッチされているのだから。
URL 2008/11/27(Thu)04:18:31
博士の愛した数式
金、土とスキーに行ってきて(1日目、2日目)、土曜は遅くても夕方には帰るかな~と思い、私の
URL 2008/11/27(Thu)07:12:53
◎◎「博士の愛した数式」 小川洋子 新潮社 1500円 2003/8
結局、みんな世の中に出たすべての本を読むことなく、今年のベストとか決めるわけで、書評家なんかも今年の私のベスト3とか挙げてはいるけれど、やっぱりその年出版された本のすべてを読んでいるわけではないわけで、そういった慣例に倣って評者も言わせて戴きたい。本書『博士の愛した数式』は2003年に出版された小説の中で最高である。ジャンルは関係ない。2003年に出版された小説の中で、本書に比類するような小説はない。それだけ完成された美しい小説なのである。今、これを読んでいるあなたは幸せである。少なくとも今の時点で、本書が素晴らしい小説であるということを知り得たのだから。今すぐ本屋に走るべし。今すぐネッ...
URL 2008/11/27(Thu)09:07:59
小川洋子のことども
  ▲ 『密やかな結晶』   ○ 『沈黙博物館』   ○ 『薬指の標本』 ◎◎ 『博士の愛した数式』   ▲ 『ブラフマンの埋葬』
URL 2008/11/27(Thu)09:08:22
博士の愛した数式
博士の愛した数式 事故で記憶力を失い、80分しか記憶することができない老数学者の博士と、博士のもとに派遣された家政婦とその息子のふれあいの物語・・と聞いて、最初はちょっとあざとい設定じゃない?と思ったのですが、淡々とした文章を読み進むうちに、最初のイメー....
URL 2008/11/27(Thu)23:16:51
「博士の愛した数式」 小川洋子
お薦め度:☆☆☆☆ 人間は、どれだけ人を尊敬できるか、どれだけ人にやさしくできるか、そしてどれだけ人を愛せるのか。
URL 2008/11/29(Sat)22:15:13
小川洋子『博士の愛した数式』
博士の愛した数式新潮社このアイテムの詳細を見る 今回は、小川洋子『博士の愛した数式』を紹介します。この本は、心温まる(heartful)美しい本だと思いました。この本の主要な登場人物は、家政婦とその息子(ルート)と博士である。博士は、1975年で記憶の蓄積が止まっている。記憶は、80分しか持たない。この本で出てくる事例でいうと、つまり、その当時の阪神タイガースの28番江夏豊は知っているが、トレードされた以降の江夏豊は知らない。 この話の心温まるところは、一途な博士の姿である。家政婦とルートに数学の話をする一途な博士の姿は、心温まるほんわかとした空間を彩っている。また、数学にしか興味がないと思われていた博士が、ルートに一途過ぎるほど一生懸命なところもいい。 この本を読んで、今まで意識しなかった数学の美しさについて感じることができた。その美しさを感じさせる書き方がまたいい。特に、素数についてはなんともいえないほど興味をを持った。素数については、出方に規則性がないらしい。素数の出方の不規則性が神秘的で美しい。 この本を読み終わった方は、下記の本もお勧めします。 世にも美しい数学入門筑摩書房このアイテムの詳細を見る
URL 2008/12/01(Mon)21:55:29
ウェブサイトhttp://jimoren.my.coocan.jp/
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