自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
★★★★
著者: 小川洋子
出版社: 新潮社
ある交通事故によって80分間しか記憶の持たない元数学者「博士」と、「博士」の新しい家政婦である「私」と、その息子である「ルート」のおはなし。「博士」は数学と、阪神タイガース(というか江夏豊)をこよなく愛する人です。交通事故の前の記憶ははっきりと残っているのです。それと、今から80分間前までの記憶が「博士」の記憶です。
大切なことを忘れないために体中にメモを貼り付けています。博士にとっては数学がとても大切なことでした。いろんな場所から数を見つけてくるのです。最初、「私」はそれに戸惑いますが、じょじょに「博士」のことが分かって来るようになります・・・
第1回本屋大賞をとった作品です。記憶が飛ぶ、というのはある意味ものすごく怖いことだと思います。記憶に頼れないということは、自分が自分である術を完全に失ってしまうからです。それでも「博士」は絶望したりせずに淡々と生きていて素晴らしいなぁ、と思いました。あ、でも絶望ですら忘れてしまうのかなぁ。そこらへんはよく分かりません。「数学」とはいってもそこまで難しいわけではなく、ストーリーも短いのでのですらすら読めました。大きなどーんとした感動はないけど、面白いです。
あとで読んだ『サウスポー魂』で投手・江夏豊の半生を知りました。江夏豊って凄い人だなぁ・・・
自森人読書 博士の愛した数式
著者: 小川洋子
出版社: 新潮社
ある交通事故によって80分間しか記憶の持たない元数学者「博士」と、「博士」の新しい家政婦である「私」と、その息子である「ルート」のおはなし。「博士」は数学と、阪神タイガース(というか江夏豊)をこよなく愛する人です。交通事故の前の記憶ははっきりと残っているのです。それと、今から80分間前までの記憶が「博士」の記憶です。
大切なことを忘れないために体中にメモを貼り付けています。博士にとっては数学がとても大切なことでした。いろんな場所から数を見つけてくるのです。最初、「私」はそれに戸惑いますが、じょじょに「博士」のことが分かって来るようになります・・・
第1回本屋大賞をとった作品です。記憶が飛ぶ、というのはある意味ものすごく怖いことだと思います。記憶に頼れないということは、自分が自分である術を完全に失ってしまうからです。それでも「博士」は絶望したりせずに淡々と生きていて素晴らしいなぁ、と思いました。あ、でも絶望ですら忘れてしまうのかなぁ。そこらへんはよく分かりません。「数学」とはいってもそこまで難しいわけではなく、ストーリーも短いのでのですらすら読めました。大きなどーんとした感動はないけど、面白いです。
あとで読んだ『サウスポー魂』で投手・江夏豊の半生を知りました。江夏豊って凄い人だなぁ・・・
自森人読書 博士の愛した数式
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