自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
★★
著者: 中村文則
出版社: 新潮社
私は銃を拾います。そして、その美しさに魅せられていきます。友人とともに女をひっかけ、セックスし、日々を過ごしていますが、どうしても銃が気になります。死を身近に感じさせてくれるからです。最終的に銃を手に取ろうとするのですが・・・
いかにも純文学っぽい古風な作品。
私を何十回繰り返したら気が済むのか。淡々としていてシンプルだけど精神を逆撫でするような文章には疲れました。典型的な悪文ではないか、と感じましたが、著者は狙ってやっているのかも知れません。あえてレベルの低い文章を書いて、読者を苛立たせようとしているのではないか。
作品の構成自体はありきたり。空虚な暗闇のようなものを抱え込んでいるどうしようもない男が、どうしようもない日々の中で銃へと向かっていくというだけの物語。読んでいるだけで陰鬱な気分になるし、疲れてきますが、面白くないことはないです。
とくに、どうしようもない主人公が良いです。
ただし、全体的にはやはり古風すぎてつまらない気もします。銃というものをテーマに据え、その上タイトルにまでしてしまうところがいかにも鈍重に感じられるし。ある意味では、「純文学」というもののお手本みたいな感じではあるかも知れない。
第34回新潮新人賞受賞作。中村文則のデビュー作。
自森人読書 銃
著者: 中村文則
出版社: 新潮社
私は銃を拾います。そして、その美しさに魅せられていきます。友人とともに女をひっかけ、セックスし、日々を過ごしていますが、どうしても銃が気になります。死を身近に感じさせてくれるからです。最終的に銃を手に取ろうとするのですが・・・
いかにも純文学っぽい古風な作品。
私を何十回繰り返したら気が済むのか。淡々としていてシンプルだけど精神を逆撫でするような文章には疲れました。典型的な悪文ではないか、と感じましたが、著者は狙ってやっているのかも知れません。あえてレベルの低い文章を書いて、読者を苛立たせようとしているのではないか。
作品の構成自体はありきたり。空虚な暗闇のようなものを抱え込んでいるどうしようもない男が、どうしようもない日々の中で銃へと向かっていくというだけの物語。読んでいるだけで陰鬱な気分になるし、疲れてきますが、面白くないことはないです。
とくに、どうしようもない主人公が良いです。
ただし、全体的にはやはり古風すぎてつまらない気もします。銃というものをテーマに据え、その上タイトルにまでしてしまうところがいかにも鈍重に感じられるし。ある意味では、「純文学」というもののお手本みたいな感じではあるかも知れない。
第34回新潮新人賞受賞作。中村文則のデビュー作。
自森人読書 銃
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