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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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新年1冊目。
今日は、五十嵐貴久『2005年のロケットボーイズ』を読みました。
爽快で読みやすさは抜群、ものの30分で読み終わります。傑作というほど凄いかどうかは分からないけど、快作ではあります。読んでいて、暗い気持ちになるところはほとんどありません。テレビドラマ化もされたらしいです。
0地点どころか、マイナス地点からスタートし、どこまでも疾走していく「オチコボレ」の主人公たち。ものすごくかっこ良いです。

主人公は、梶屋信介(カジシン)。彼は、居眠り運転のトラックにはねられて志望校へいけず、ある工業高校に入学。ぐちばかりこぼしていました。そうしたら、大企業の御曹司にして、その高校の理事長の息子である男に疎まれ、彼の差し金で事実上学校中から無視されるはめになります。カジシンは荒れてタバコを吸い、酒を飲み、パチンコにはまります。
そしてあるとき、運悪く酒飲んで倒れ・・・
翌日教員から呼び出され、退学になるか、それとも言いなりになるか二者択一を迫られ、退学を避けるために、なんとキューブサット(小型人工衛星、10cm×10cm×10cm)をつくるはめに。
彼は、世間では「オチコボレ」として扱われるような仲間たちととにもその課題に取り組むことにします。すると、最初は嫌々だったのに、いつの間にかそこに居場所を見つけるようになっていきます・・・


今日読んだ本
五十嵐貴久『2005年のロケットボーイズ』

今読んでいる本
田下敬子『原色の女 もうひとつの『智恵子抄』』
鈴木淳史『「電車男」は誰なのか―“ネタ化”するコミュニケーション』


積ん読
『世界』編集部『保守政治家は憂える―自民党リーダーたちとの対話』
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