自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
★★★★
著者: 澤地久枝
出版社: 岩波書店
沖縄返還交渉で、アメリカが支払うはずの400万ドルを日本が肩代わりするとした裏取引。時の内閣の命取りともなる「密約」の存在は国会でも大問題となりますが、やがて、その証拠をつかんだ新聞記者と、それをもたらした外務省女性事務官との男女問題へと、巧妙に焦点がずらされていきます。政府は何を隠蔽し、国民は何を追究しきれなかったのか。現在に続く沖縄問題の原点の記録。
沖縄返還の時からすでに存在した「密約」。これは今なお日本が払い続けている「思いやり予算」にもつながってきます。このとき最高裁までもっていきながら、敗訴になったことが今でも尾をひいているような気がします。「密約」が暴けず、今も日本の「対米従属」の姿勢は変わらないし、それに対する批判もしっかりできているとは言えません。
アメリカ側の人物の証言でもすでに明らかにされていることです。それなのに日本政府はいまだ「密約」の事実を否定しています。どうしてこんなばからしいことが許されるのだろうか、と思いました。サウスバウンドのお父さん、一郎じゃないが、「日本国民やめた」とか言って、どっかに行ってしまいたいなぁ。
自森人読書 密約 外務省機密漏洩事件
著者: 澤地久枝
出版社: 岩波書店
沖縄返還交渉で、アメリカが支払うはずの400万ドルを日本が肩代わりするとした裏取引。時の内閣の命取りともなる「密約」の存在は国会でも大問題となりますが、やがて、その証拠をつかんだ新聞記者と、それをもたらした外務省女性事務官との男女問題へと、巧妙に焦点がずらされていきます。政府は何を隠蔽し、国民は何を追究しきれなかったのか。現在に続く沖縄問題の原点の記録。
沖縄返還の時からすでに存在した「密約」。これは今なお日本が払い続けている「思いやり予算」にもつながってきます。このとき最高裁までもっていきながら、敗訴になったことが今でも尾をひいているような気がします。「密約」が暴けず、今も日本の「対米従属」の姿勢は変わらないし、それに対する批判もしっかりできているとは言えません。
アメリカ側の人物の証言でもすでに明らかにされていることです。それなのに日本政府はいまだ「密約」の事実を否定しています。どうしてこんなばからしいことが許されるのだろうか、と思いました。サウスバウンドのお父さん、一郎じゃないが、「日本国民やめた」とか言って、どっかに行ってしまいたいなぁ。
自森人読書 密約 外務省機密漏洩事件
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