忍者ブログ
自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
[357] [356] [355] [354] [353] [352] [351] [350] [349] [348] [347]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

日本語と日本人―対談集

『日本語と日本人―対談集』は、司馬遼太郎がいろんな人と対談していったのを集めたもの。登場するのは井上ひさし、大野晋、徳川宗賢、多田道太郎、赤尾兜子、松原正毅といった人たち。あまり僕の知っている人はいなかったです。知っているのは、井上ひさしくらいか。
読んでいて、司馬さんは対談がうまいなぁ、と思いました(まぁしっかりと編集がなされている、ということもあるのだろうけど)。はなしの持っていき方がうまくて、流れるように続いている。次から次へと話題を取り出してくるのがみごとです。

それで対談の主題は、まぁバラバラなのですが、まとめるとすると、「日本語の起源や、その発展、特徴について」。それと「日本人とは?」ということになると思います。

日本語のルーツ探しはとても面白いです。いったいどうやって日本語はできあがったのか・・・? 北か、南か、いろんな推理があるけれど、どれも当たっているような当たっていないような。

「日本語には忠も孝もない」、全部中国から輸入した言葉・概念だ、というのはその通りだなぁと思いました。もしかしたら、愛という概念も、ヨーロッパからの輸入品かもしれない。「愛は普遍である」なんて本当なのだろうか、とちょっと悩んでしまいました。

「司馬史観」の一端が垣間見えるような気がしました。けっこう面白いです。


今日読んだ本
司馬遼太郎、井上ひさし、大野晋、徳川宗賢、多田道太郎、赤尾兜子、松原正毅『日本語と日本人―対談集』

今読んでいる本
笹公人『念力家族』
佐藤和歌子『間取りの手帖』
田下敬子『原色の女 もうひとつの『智恵子抄』』
白洲正子、辻井喬、宮沢喜一、青柳恵介、朝吹登水子、中村政則、三宅一生『白洲次郎』


積ん読
『世界』編集部『保守政治家は憂える―自民党リーダーたちとの対話』
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
ウェブサイトhttp://jimoren.my.coocan.jp/
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
ブログ内検索
最新CM
[07/03 かおり]
最新TB
バーコード
アクセス解析
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright © いろいろメモ(旧・自由の森学園図書館の本棚) All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]