自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
おとなしいけれど、実は案外戦略的な篠崎が主人公。彼は、高校入学後、元不良の大和田と一緒にいたとき、野球部とバスケ部の人たちに入部を迫られ、それを断るために園芸部に入部します。いつの間にか2人は意気投合。段ボール箱をかぶらないと外に出られない庄司という少年が偶然通り掛かったので引っ張り込み、彼らは3人で植物を育て始めます・・・
のほほんとした軽い部活小説。
魚住直子の小説はさほど好きではなかったのですが、今回は非常に楽しめました。笑えるのです。段ボールを被った男というと安部公房『箱男』を連想しますが、こちらの場合はそこに深い意味があるというわけではありません。
台詞が状況説明みたいになっていてちょっと自然ではない気もしましたが、物語の運び方は非常に巧くなっています。
今日読んだ本
魚住直子『園芸少年』
今読んでいる本
レイ・ブラッドベリ『華氏451度』
G. ガルシア=マルケス『百年の孤独』
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