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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★

作者:  桜庭一樹
出版社: 双葉社

  主人公は、中学2年生の大西葵という少女。彼女は下関からほど近い、ある小さな離島に住んでいました。父親は無職で酒びたり、母親は愚痴ばかりこぼしているので家にいるのが苦痛でした。でも、学校では明るい役を演じていました。そうして彼女は疲れていきました・・・ そんなある日のこと、羊を殴っていたら、不思議な少女・宮乃下静香と出会い、どこか共鳴。2人は共に闘っていくことになります。

  ハードボイルドっぽいミステリ小説。

  タイトルと、そして各章のタイトルがまず面白いです。「用意するのはすりこぎと菜種油です、と静香は言った」とか。

  ミステリ小説だけど、そこまでびっくりさせられることはないです。でも、最後まで読んで感嘆しました。「2人の少女の闘いの物語」という説明がもっともこの物語をうまく言い表しているのではないか。ものすごく壮絶な闘いだなぁ・・・ その相手/対象は何なのか、というのは難しいんだけど、自分たちを容器に詰め込んで、型にはめこむ「世間」なのかなぁ、多分。

  桜庭一樹という作家は何が何でも「少女」にこだわるんだなぁ、と読んで感じました。「少女」という存在はどういうものなのか、いろんな方法で解明してみて、そしてその上で「少女」を描いています。面白い人だなぁ・・・

  物語は面白いのに、いまいち文章が読みにくいです。なぜだろう。桜庭一樹は「読書魔」といわれている人だそうです。だから翻訳書もいっぱい読んでいてそれの影響を受けているからなのか。違うかなぁ。分からないです。


自森人読書 少女には向かない職業
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桜庭一樹『少女には向かない職業』
桜庭一樹『少女には向かない職業』 東京創元社 ミステリ・フロンティア 2005年9月30日発行 下関近くの小さな島に住む大西葵13歳。 彼女は中学2年生の一年間で、人をふたり殺した・・・。 大人と友人に挟まれて揺れ動く心を描いた物語。 少女には向かない職業 桜庭 一樹 「あたし、大西葵13歳は、中学2年生の1年間で、人をふたり殺した。」 という、結構インパクトのある帯が付いていたため手に取った。 はやりの少年犯罪?と思ったからだ。 著者の本は初めて読んだのだけれど、...
URL 2010/01/27(Wed)16:36:19
少女には向かない職業
この本は"やぎっちょ"のベストブックde幸せ読書!!さんから紹介していただきました。 著者:桜庭 一樹 出版社:東京創元社 紹介文: ブロガーさんに評判の桜庭一樹さん、初読みです。 なんか、すごいですね、コレ。"少女には向かない職業"って殺人者?武器は"バトルアックス...
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「少女には向かない職業」桜庭一樹
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URL 2010/01/28(Thu)10:14:36
少女には向かない職業
桜庭一樹著「少女には向かない職業」を読了しましたー!桜庭さんって、直木賞を受賞されていましたよね。その時から気にはなっていたのですが、これまで読む機会がなく・・・。今回、読むにあたって、どうかな???とちょっと心配しましたが、全然問題なく、サクサク読めました。 一人称の語り口など、ノリはライトノベルのようだったので、ライトノベルのジャンルに入れようか迷ったのですが、一応「創元推理文庫」レーベルから出てるので、普通の小説のジャンルに入れてみました。 上にも書いたように、明るく冗談好きな中学生の女の子「大...
URL 2010/01/29(Fri)10:05:39
少女には向かない職業(桜庭一樹)
桜庭作品2作目。 1作目に読んだのが「めっちゃいぃーーーーっ!!」だと、2作目を読む前にちょっとドキドキする。あれと同じくらい好きになれるかな?あれが良すぎて、比べてしまってハズレ;;;となったら嫌だなとか思っちゃって。でも、これも好きでした。寝る前にちょっと時間が空いたんで、最初だけ読もうかなーと思ってたのに、ついつい最後まで読んでしまいました。お陰でちょいと寝不足気味・・・。 ところで、桜庭さんって名前から想像して男性だと思ってたんだけど、もしかして女性なのかなぁ、と。・・・調べて...
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「少女には向かない職業」桜庭一樹
少女には向かない職業 (ミステリ・フロンティア) とにかく読みやすかったし、すごくおもしろかったです。まず帯の「あたし、大西葵13歳は、中学2年生の1年間で、人をふたり殺した。」というのと、目次の「一章 ◎用意するものはすりこぎと菜種油です、と静香は言った...
URL 2010/02/01(Mon)18:44:30
少女には向かない職業  桜庭一樹
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URL 2010/03/31(Wed)23:13:06
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