忍者ブログ
自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
[1162] [1161] [1160] [1159] [1158] [1157] [1156] [1155] [1154] [1153] [1152]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

『電氣人閒の虞』
電氣人閒というのは、一部の地域でしか語り継がれていない奇怪な都市伝説でした。電氣人閒とは次のようなものなのだそうです。「語ると現れる。人の思考を読む。導体を流れ抜ける。電気で綺麗に人を殺す。かつて旧軍により作られたらしい」。電氣人閒のことをレポートのテーマとして取り上げた女子学生が不審な死を遂げます。いったい何が起こっているのか・・・

捻くれたミステリのようなホラーのような怪奇小説なのかなぁ。

様々な決まりごとを提示し、それを破らないところは本格ミステリのようです。フリーライター詠坂雄二が強引に論理的なオチをつけ、事件を終わらせるところまでは確かにミステリの枠内に収まっています。

ですが、その先にまだトンデモない結末が待ち受けています。様々な設定(語ると現れる。人の思考を読む。導体を流れ抜ける。電気で綺麗に人を殺す」)が巧みに用いられていたということに気付かされます。少しアンフェアではないかとも感じますが、面白いので構わないとも感じます。

詠坂雄二というキャラクターの台詞に注目するとラストがわかってしまいます・・・ メタミステリのよう。

最後の2行がとくに愉快です。


読んだ本
詠坂雄二『電氣人閒の虞』

読んでいる最中
森見登美彦『四畳半神話大系』
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
TBありがとうございます
詠坂雄二、やっちゃったなあ・・・
というカンジですね。
ああいうラストにすべきだったのかどうか…?
途中まで良かっただけに残念です。
たちばな ますみ URL 2010/01/29(Fri) 編集
Re:TBありがとうございます
こちらこそありがとうございます!
本当にそうですね。
いやー、『電氣人閒の虞』のラスト2行はなんともいいがたい・・・
 【2010/01/29】
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
「電気人間の虞(おそれ)」詠坂雄二(よみさか・ゆうじ)
電氣人間の虞詠坂 雄二光文社発売日:2009-09-18ブクログでレビューを見る» 語ると現れる。 人の思考を読む。 導体を流れ抜ける。 旧軍により作られる。 電気で綺麗に人を殺す。 前作「遠海事件」が、印象的な本格ミステリだった、詠坂雄二の「電気人間の虞」。
URL 2010/01/28(Thu)22:34:36
ウェブサイトhttp://jimoren.my.coocan.jp/
カレンダー
07 2017/08 09
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
ブログ内検索
最新CM
[07/03 かおり]
バーコード
アクセス解析
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright © いろいろメモ(旧・自由の森学園図書館の本棚) All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]