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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★★

著者:  江國香織
出版社: 新潮社

  江国香織のデビュー作『桃子』などが収録されている短編集。『デューク』『夏の少し前』『僕はジャングルに住みたい』『桃子』『草之丞の話』『鬼ばばあ』『夜の子どもたち』『いつか、ずっと昔』『スイート・ラバーズ』の9つの短編が含まれています。

  1番印象深かったのは、やっぱり1番最初に収録されている、『デューク』。「私」の大好きだった犬のデュークが死んでしまい、泣きじゃくっていた時、美しい少年に出会う。そしてその少年と1日を過ごすのだが、犬のデュークみたいに上手なキスをのこして、「うす青い夕暮れ」とともに少年は去っていく・・・

  解説の川本三郎が『デューク』のなかの「うす青い夕暮れ」について、「マジック・アワー」のことだ、と書いていました。「マジック・アワー」とは、夕日が地平線に沈んでいったあとの、光の具合がもっとも美しい数分間のことです(三谷幸喜の映画のタイトルになっているなぁ)。別れがやってくるのが、その「マジック・アワー」の瞬間。そして「夜がはじまる」ところで終わる。最後まで、熱くなることはなくて、すーっと溶けていくみたいな感じで終わります。きれいな情景だなぁ、と思いました。

  他の短編も、だいたいみんな面白いです。ちょっと感傷的なのがあったり。うわ怖いなと感じされられるものもあったり。ほんわりとしたものもあったり。

  これまで、江國香織を全然読んだことが無かったのですが(なんかエッセイみたいなのを読んだ気がするけど、まったく中身を覚えていない・・・・・)、読んでみて良いなぁと感じました。図書館にもたくさんあるし、どんどん読んでいこうかなぁ、と思います。


自森人読書 つめたいよるに
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