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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★

著者:  オー・ヘンリー
出版社: 岩波書店(藤沢令夫)

  『オー・ヘンリー傑作選』はオー・ヘンリーの短編集。『賢者の贈りもの』『警官と讃美歌』『マモンの神とキューピッド』『献立表の春』『緑のドア』『馭者台から』『忙しい株式仲買人のロマンス』『二十年後』『改心』『古パン』『眠りとの戦い』『ハーグレイヴズの一人二役』『水車のある教会』『赤い酋長の身代金』『千ドル』『桃源境の短期滞在客』『ラッパのひびき』『マディソン・スクェア千一夜物語』『最後の一葉』『伯爵と結婚式の客』収録。

  小気味良い掌編ばかりです。

  さらっとしているけど、時折大仰になる語り口。気の利いた意外なオチ。どんなときでもどうしようもない絶望に陥ることはない陽気な登場人物たち。どれもなかなかに良いです。全体的に明るくてユーモアに溢れていて、愛を信じていて、とにかく気さく。

  とくに、非常に有名な『最後の一葉』なども印象的でしたが、『赤い酋長の身代金』なんかもおかしくて良いです。

  『最後の一葉』
  画家のジョンジーは肺炎を患います。そして、落ちていく蔦の葉を見つめながら、「最後の一葉が落ちたら死ぬ」といいます。ジョンジーの友達で同じく画家のスーは、そのことを階下に住む老画家のベアマンに語ります。ベアマンはジョンジーの思い込みをばかばかしい、と罵るのですが・・・

  『赤い酋長の身代金』
  ビルとサムは、お金をまきあげるため、アラバマ州の田舎町の有力者ドーセット氏の息子を誘拐します。ですが、その息子と言うのがインディアンの「赤い酋長」を名乗る腕白な子どもだったため、誘拐犯の2人は振り回され・・・ とても愉快です。

  オー・ヘンリーも嫌いではないけど、同じ掌編作家としては、どちらかというと冷たくて醒めているサキの方が好きかなぁ、と読みつつ感じていました。


自森人読書 オー・ヘンリー傑作選
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