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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★

著者:  三浦しをん
出版社: 新潮社

  連作短編小説。『結晶』『残骸』『予言』『水葬』『冷血』『家路』の6篇によって構成されています。

  大学教授・村川融は、まるで「肝臓を悪くした狸」のような顔なのに、なぜか数多くの女性から愛されていました。村上を取り巻く人たちは、彼を巡ってあほらしくも悲しいドラマを繰り広げます。たとえば、『結晶』の語り手は村川の弟子(男)、三崎。大学に村川と大学生の女とのスキャンダラスな関係を告発した怪文書が送られてきたことで、三崎は信頼を失い、危地に追い詰められ・・・

  「愛とは何か?」「愛を持続させていくためにはどうすれば良いのか?」と問うた小説。内容は陳腐といえば陳腐。しかも、タイトルからして気取っているし、読んでいくとやたらと格好良い表現にぶち当たります。読んでいると気恥ずかしささえ感じるほど。とはいえ、綺麗で凄い、ともいえます。

  村川の不倫の結果、彼の周辺の人々が巻き起こしていく出来事の数々を描いているわけです。しかし、その中心点にいる村川融という人のことは直接書かれることがありません。まるでブラックホールみたいだなぁ・・・ いったい何者なんだろう。

  村川が、永遠を信じるロマンチストらしいということはなんとなく分かるんだけど・・・ いまいちよく分からない。見えてこないです。う~ん、読んでいてとても面白いとは感じたし、風景描写も見事だとも思ったけど、だからどうということはないなぁ。三浦しをんは、エッセイの方(『しをんのしおり』)が面白い気がすると感じました。

  なので★3つ。


自森人読書 私が語りはじめた彼は
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