自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
★★★★
編者: 本田済
出版社: 世界思想社
古書です。1977年の本。自由の森学園図書館のリサイクルコーナーで見つけたので貰ってしまいました。たぶん、どうせ捨てられるだけなので。
読んでいて面白い本だなぁと感じました。とくに面白いのは各時代のいろんな人物から、中国思想の歴史を紹介していく部分(第2章)。僕は、この本で康有為や胡適という人を知って、もう少し詳しく知りたいなぁと感じました。
他の対談の部分などは、みんな難しいこと語っていて読むのが眠くなってきます。だけど、東洋の思想と西洋の思想との根本的な相違はどこにあるのか、などのことをまじめに語っているのでためになります。面白い考え方をする人も、いるのだなぁ・・・
でもやっぱり原典を読まないと、大事なことを見失う可能性があるかも知れない。『中国哲学を学ぶ人のために』は、いろんなものを集めて、要約して、まとめて、その上でそれらの繋がりを探っていったものです。だから、それぞれの個性的な部分は大きく取り上げられているけど、たぶん細かいニュアンスは切り捨てられている気がします。
ただし、中国のいろんな思想・哲学を知るためには、とても役に立つ面白い本です。
やっぱり僕は、晋時代以降の権力に寄り添っていった儒教などは、好きじゃないなぁと思います。異端とされている思想の方がよほど深みを持っているような感じがする。墨子の思想とか。僕は面白いし、凄いなぁと感心します。
これから、もう少しいろんな本を読んでいきたいなぁ、と思います。
自森人読書 中国哲学を学ぶ人のために
編者: 本田済
出版社: 世界思想社
古書です。1977年の本。自由の森学園図書館のリサイクルコーナーで見つけたので貰ってしまいました。たぶん、どうせ捨てられるだけなので。
読んでいて面白い本だなぁと感じました。とくに面白いのは各時代のいろんな人物から、中国思想の歴史を紹介していく部分(第2章)。僕は、この本で康有為や胡適という人を知って、もう少し詳しく知りたいなぁと感じました。
他の対談の部分などは、みんな難しいこと語っていて読むのが眠くなってきます。だけど、東洋の思想と西洋の思想との根本的な相違はどこにあるのか、などのことをまじめに語っているのでためになります。面白い考え方をする人も、いるのだなぁ・・・
でもやっぱり原典を読まないと、大事なことを見失う可能性があるかも知れない。『中国哲学を学ぶ人のために』は、いろんなものを集めて、要約して、まとめて、その上でそれらの繋がりを探っていったものです。だから、それぞれの個性的な部分は大きく取り上げられているけど、たぶん細かいニュアンスは切り捨てられている気がします。
ただし、中国のいろんな思想・哲学を知るためには、とても役に立つ面白い本です。
やっぱり僕は、晋時代以降の権力に寄り添っていった儒教などは、好きじゃないなぁと思います。異端とされている思想の方がよほど深みを持っているような感じがする。墨子の思想とか。僕は面白いし、凄いなぁと感心します。
これから、もう少しいろんな本を読んでいきたいなぁ、と思います。
自森人読書 中国哲学を学ぶ人のために
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