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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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『太陽の簒奪者』
鉱物資源が水星から噴き上がり、直径8000万キロのリングに変化していき、太陽を取り巻くようになりました。そのリングが太陽光を遮るため、地球の気候は激変、数億人の人間が死亡しました。科学者・白石亜紀は、巨大リングを破壊するため宇宙艦艇ファランクスに乗り、宇宙へ赴きます。そのリングは生命体なのか、それとも機械なのか・・・

良質のSF小説。

野尻抱介のSF小説はずいぶん読んでいますが、どの小説もライトなのに本格SF(いわゆるハードSF)として成り立っています。

人類が持つ宇宙に広がろうとする意志・人類が宇宙に広がっていく意味を何度でも問い直していき、同時に人間とは何なのか、意識とは何なのかといった諸々の問題も扱っていきます。題材とその組み合わせ自体は古典的。

しかし、細部もきっちりとつくられているので、非常に面白いです。焼き直しではなく、発展になっているのです。

クライマックスの部分は別に衝撃的ではありません。ありふれた展開といってしまっても過言ではありません。しかし、安易に逃げないことに感心しました。何と言ってもエピローグが格別です。エピローグが『太陽の簒奪者』という物語を傑作にしているような気もしました。


読んだ本
野尻抱介『太陽の簒奪者』
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