自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
星野優は、一流の名門大学に入りたいと願っている中学生です。彼は、エリート意識を露にして恥じません。しかし、突如として、父親の実家がある田舎へいくことになります。優は、都会の学校を去り、村の分校に転校します。バカ丸出しの地元の子、喋らないマスクの子、美しいおかまの子と同じ学年になりました。星野優はそういった環境を、必死に拒もうとするのですが・・・
主人公は、非常に傲慢な人間です。何に対しても苛立ちを隠しません。全ての人間をバカにしているようです。
しかし、実は、主人公はある事柄を経験したために傷を負っていた、ということが発覚します。しかも、その過去を記憶から消し去るためにとんでもないことを行っているということも分かります。思わず、京極夏彦のミステリを連想してしまいました。
ラストは爽やかです。伏線がみごとに回収されます。
第50回産経児童出版文化賞受賞作。
読んだ本
笹生陽子『楽園のつくりかた』
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