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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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五木寛之って、今では大御所みたいな人だよなぁ・・・ 直木賞、小説すばる新人賞、吉川英治文学賞、泉鏡花文学賞、坪田譲治文学賞の選考委員をやっていて。だけど、これまで全く読んだことなかったです。

『冥府への使者』は、インテリに憧れる日雇いの男が主人公。
彼は、朝日ジャーナルと平凡パンチをいつでもしっかりと手にしている男。ちょっと頭の良さそうなことを言って、へー凄いねと思われるのが好きでした。
そんなある日、とても良い仕事があるというので、それについていきました。とても厳重で、まったくどこへ連れて行かれたのか分からない。着いた先は宿。そこで3日間寝泊りしろ、ということらしい。
そしてボタ山の発掘をやらされます。いったい何を探しているのかさっぱり分からないのですが・・・
何十人分もの骨が見つかった途端に、その発掘は終わりました。

男はあまりにも怪しいので、一緒に働いていた学生と共謀して雇い主の話を盗み聞き。そしてどうやら、その骨は終戦まもなくの頃、殺された日本人以外の労働者らしいと知り、2人は脱走して新聞社に駆け込みます・・・


今日読んだ作品
五木寛之『冥府への使者』

今読んでいる作品
森村誠一『紺碧からの音信』
山田正紀『ミステリ・オペラ―宿命城殺人事件』
北村薫『紙魚家崩壊』
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