忍者ブログ
自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
[613] [612] [611] [610] [609] [608] [607] [606] [605] [604] [603]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



作者:  西村京太郎
出版社: 双葉社

  十津川警部シリーズの中の一作。昔から売れているミステリ作家、ということで西村京太郎の本を手に取ってみました(2億部以上売っているらしい)。まぁそれで1時間程度で読み終わったんだけど、途中でやめようかどうしようか何回も迷いました。あまりにもつまらない・・・

  まず句読点が多すぎて、なんなんだと頭を抱えたくなる感じです。読みづらいことこの上ない。実際には存在しないけど例えるならば下のような感じです。

  「私は、思わず、時計を見て、そのあとに、後ろを、振り向いた」

  もしかして句読点を多様して原稿を水増ししているのではないか、と疑いたくなるほどです。あと気になったのは重複の多さ。まったく同じような文章が5回くらい使われていて、完全に飽きてしまいます。5回も同じことを繰り返されたらたまりません。もともとは、ばらばらの読みきりものだったのかも知れないけど、1冊の本にまとめるのだからもう少し気をつかってほしいです。文章を追っていくだけで、疲れます・・・ というか読むのがやめたくなります・・・

  そしてそれだけではなくて中身もちょっと待ってくれ、という感じです。都合よく証言が嘘だったりして、しかも偶然が事件を解決するのです。もしかしてこの西村京太郎という人は、物語を組み立てずにあてずっぽうに始めて、そして最後になんとか決着をつけるという人なのかもなぁ・・ 全く緻密さのかけらもない。これをミステリ小説に分類していいのか、よく分かりません。

  読むだけで疲れます。自分で推理を組み立てて楽しむ、とかそういうことはできない小説です・・・


自森人読書 神話の里殺人事件
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
ウェブサイトhttp://jimoren.my.coocan.jp/
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
ブログ内検索
最新CM
[07/03 かおり]
最新TB
バーコード
アクセス解析
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright © いろいろメモ(旧・自由の森学園図書館の本棚) All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]