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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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カミュの代表作。窪田啓作訳。

二部構成。

主人公はアルジェリアのアルジェに暮らすムルソーという男。彼は、母親の訃報を聞いて養老院へ行き、母の葬式に出席しますが、とくに泣いたりはせず、淡々とそれを終え、すぐさま家に帰りました。そして翌日には知り合いの女性とセックスしたりして、いつもと同じように日々を過ごします。
しかし程なく悪友レエモンに巻き込まれ、アラブ人との喧嘩に加勢したことからなんとなくアラブ人の男を射殺してしまいます。ムルソーは、「太陽のせい」と言いました。そして、死刑の判決を下されることとなります・・・

面白かったです。「世界文学」だから難しいのかと思いきや、文章は非常に読みやすいし、短いし、展開も練られていてすらすらと進んでいけました。

主人公は決して狂った人間ではない、と僕は感じました。狂ったなりに論理を持っている、というか。ある意味、芝居をせずに自分の思ったとおりに行動する、という部分は真っ当なのではないか。


今日読んだ本
カミュ『異邦人』

今読んでいる本
誉田哲也『武士道シックスティーン』
安彦良和『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 19 ソロモン編・前』
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