自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
涙なしには読めない、というのはまさしくこういうことと思わされる重松清の短編集。とくに『ひこうき雲』と『潮騒』が心に残りました。
『ひこうき雲』は、小学校時代クラスメイトだったガンリュウという女の子が、遠くの病院に行ってしまったことを回想する物語。ガンリュウは、厳しく人を問い詰めてすぐに泣かすような子だったのですが、そんな子であったとしても人なので・・・
難病とどのように向き合うのか。
とても難しい問題だなぁ、と思います。誰もがいつかは死にます。だから、それはどうしようもないものではあるのだけど、やっぱりどうしようもない、などという言葉で済ませることは出来ません。どうすればいいのだろう・・・
今日読んだ作品
重松清『ひこうき雲』
重松清『朝日のあたる家』
重松清『潮騒』
重松清『ヒア・カムズ・ザ・サン』
今読んでいる本
小島信夫『抱擁家族』
重松清『その日のまえに』
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