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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★

著者:  佐々木譲
出版社: 新潮社

  太平洋戦争開戦前夜。ドイツ軍はイギリス本土を攻め切れず、結局撤退しました。その事態を憂慮したヒトラー総帥は、日独伊三国軍事同盟を結んだばかりの新興国・日本が開発した戦闘機(零式艦上戦闘機)の噂を聞きつけ、ライセンス生産を行うかどうか検討するために購入したいと日本政府に持ちかけます。それを受け入れた海軍は困難だと自覚しつつ、安藤啓一、乾恭平ら優秀でありながら反骨精神に満ちた男たちに零式艦上戦闘機を任せます。彼らは遥かなベルリンを目指し、東京を出発するのですが・・・

  壮大なif歴史小説。ようするに法螺話。

  なかなかに読み応えがあります。けして嫌いではないのですが、視点が不規則に変わるので少し読みづらいです。

  物語の舞台は日本、インド、イラク、ドイツを転々とします。各地の状況がきちりと描写されていたので感心しました。たくさんの資料を紐解いて書いたのだろうと感じられます。著者の大日本帝国に対する批判的な姿勢には共感します。

  ただし、安藤啓一、乾恭平ら主人公たちがあまりにもかっこいいのでリアリティが感じられないです。当時の軍部に彼らのような反体制的な男たちが存在しえたとは思えないのだけど。まぁフィクションだからOKなのか。しかし、そういうはなしが多すぎるよなぁ・・・

  とはいえ、『ベルリン飛行指令』は面白く壮大な小説です。


自森人読書 ベルリン飛行指令
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