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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★

著者:  東野圭吾
出版社: 講談社

  横須賀市にある小さな洋食屋アリアケを経営していた有明幸博、塔子らが深夜殺害されます。功一、泰輔、静奈ら3人の子供たちは家を抜け出して流星群を見に行ったため無事でしたが、彼らは身よりがなかったため養護施設に収容されました。そして、その後3人は様々な人たちに騙され、強く生きることを誓って詐欺師になります。そうして、事件から14年。洋食チェーンの御曹司・戸神行成に高価な宝石を売りつけようとした3人は、行成の父を見かけ、衝撃を受けます。その人は、事件当時殺人現場から逃げ去っていった男に似ていたのです・・・

  やっぱり、東野圭吾作品は分厚くても文章はサクッとしていて面白いです。

  しかし、毎度のことではあるのですが、物語に深みがあるわけではありません。とにかく軽いし、淡白です。

  そして、これもまた毎度のことながら、東野圭吾の作品に登場するヒロインには魅力が感じられません。なんというか、血の通った人間とは思えないのです。典型的でありきたりな「ヒロイン」なのです。もう少しどうにかならないのかなぁ。

  そして最も問題なのは、最後の謎解き。意外ではあるけれど、そこまで衝撃的ではありません。パズル的な謎解きを得意とする東野圭吾の良さがいまいち発揮されていない気がします。

  まぁ普通に面白いけど、それ以上のものはないという感じです。

  2009年第6回本屋大賞ノミネート作(9位)。


自森人読書 流星の絆
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