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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★

著者:  三羽省吾
出版社: 文藝春秋

  リストラされた父親が失踪。14歳の次男ケイは陸上部をやめ、新聞配達を始めました。17歳の長女カナはアルバイトを始め、深夜まで家に寄り付かなくなります。27歳の長男リュウは突如として家に帰ってきて家族の面倒を見ようとします。42歳の母・薫は昼から酒浸り。73歳の祖父・新造はボケが進行してきて会話が成立しません。家族ともいえないような家族は、いったいどうなるのか?

  家族と言うものを描いた作品。

  「十四歳」「十七歳」「二十七歳」「四十二歳」「七十三歳」によって構成されています。それぞれの視点から、家族のことが語られます。非常によく練られています。読み終わったときにはなんだか温かい気持ちになっています。

  ただし、気になった部分もありました。全体的に金城一紀っぽいのです。がさついた文体といい、ちょっと良いはなしに落ち着くところといい、そっくりです。まぁ悪くはないのだけど、取り立てて『厭世フレーバー』が面白いということはなかったかなぁ、と思ってしまいました。

  ついでに設定が似ているからか、平安寿子の『グッドラックららばい』を思い浮かべてしました。どちらというとドロッとしたものも掬い上げている『グッドラックららばい』の方が面白かったかなぁ・・・

  まぁサクッとしているところは悪くないです。深く感動するというわけではないけれど、少し温かい気持ちになれる良い佳作。


自森人読書 厭世フレーバー
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