忍者ブログ
自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
[36] [37] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [47] [48] [49]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

★★★★

著者:  安能務
出版社: 新潮社

  あるとき、殷の王、紂王は女神・女カ(ジョカ)がもし自分のものであったならどんなによかろうか、という詩を、よりによってその女神の祭祀で読みました。すると女神は激怒し、狐狸精に紂王を惑わして殷を滅ぼすよう命じました。狐狸精は、紂王の後宮に入ることになった美女、冀州侯の娘・妲己の体に入りこみ、紂王を篭絡します。紂王は操られ、暴虐な君主になってしまいました・・

  そうして人間界では、そんな紂王に対する叛乱が各所で巻き起こりました。その頃、仙人の世界では、落ちこぼれの仙人と、凄すぎる人間の扱いに困り、そいつらを皆殺しにして神に祭り上げてしまおう、というような計画がスタートしました。そしてその計画のために人間の世界におくりこまれたのが太公望・姜子牙です。彼は四不象に乗っかって、人間世界へやってきました・・・

  安能務による「超訳」版封神演義です。もともと「封神演義」というのは理解不能な、ごちゃごちゃの物語なのですが、それを安能務がきれいにまとめて、筋書きを作ったものです。なので結構原作とは違います。

  もともとの原作ではちゃっちい悪役に過ぎなかった申公豹が、安能務版ではけっこうかっこ良い男になっています。そして、姜子牙に対抗する物語のもう1人っぽくなっています。僕は安能務版の申公豹が大好きなので、原作に忠実なほうを読んだときは落胆しました。


自森人読書 封神演義
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
ウェブサイトhttp://jimoren.my.coocan.jp/
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
最新CM
[07/03 かおり]
最新TB
バーコード
アクセス解析
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright © いろいろメモ(旧・自由の森学園図書館の本棚) All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]