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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★

著者:  麻野一哉、米光一成、飯田和敏
出版社: 原書房

  ベストセラー本をゲームにしてしまい、そこからその本や物語のルールを見出そうという企画。麻野一哉、米光一成、飯田和敏がべらべらと喋ったものが、そのまま収録されています。

  今回は、『世界がもし100人の村だったら』/『愛のひだりがわ』/『冷静と情熱のあいだ』/『煙か土か食い物』/『チーズはどこへ消えた?』&『バターはどこへ溶けた?』/『模倣犯』/『あらしのよるに』/『白い犬とワルツを』/『虹』/『新ゴーマニズム宣言SPECIAL戦争論2』/『PLATONIC SEX』/『新「親孝行」術』/『あらゆる場所に花束が…』/『痛快!憲法学』/『FOCUS』/『バトル・ロワイアル』のゲーム化が行われています。

  力が抜けます。けれど喋っている三人はなかなかに読書通なので(『世界がもし100人の村だったら』とか、『チーズはどこへ消えた?』とか、相田みつをとか、そこらへんをかるーくかるーく扱っていることからもそれがよく分かります)、なかなかに面白いです。舞城王太郎はダサイけど良い、というのには同感。やっぱり本読んでいるんだろうなぁ、と思わされます。

  けれど、もう少しだけ各々が好きな作品を明確にして欲しかったかなぁ。演出されたへらへらは愉快なのですがいまいちよく分からない。

  「ゲーム化会議」を全てに適用していったら面白いかも知れない。しかし、サブカルチャーの片隅まで知っている三人だからこそまとまっていないのにまとまっている面白い鼎談ができるわけで、普通の人が同じことをやっても全然面白くない気がします。


自森人読書 ベストセラー本ゲーム化会議
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