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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★

著者:  井芹浩文
出版社: 中央公論社

  自民党の内部には、幾つもの集団があります。党内に党があるような感じです。それが派閥と呼ばれるものなわけですが。この『派閥再編成―自民党政治の表と裏』は、その派閥というものを分かりやすく解明してくれます。

  『「株式会社」化する派閥』『「総合病院」化する派閥』というのが2・3章のタイトル。派閥はどんどん肥大化、強力化して現在では自民党の議員が派閥に属さないという選択肢は不可能な状況になっていることを分かりやすく説明してくれます。僕は、自民党議員は派閥に属しているのが当然、と思い込んでいました。昔はどこの派閥にも属さない人もいた、ということに驚かされました。今と昔とでは、普通・常識が異なるんだなぁ。勉強になります。

  読んでいると、中曽根康弘とそれに続くニューリーダー達の複雑な関係というのもちょっと分かって面白いです。世話してもらったがもう老いぼれた爺さんに頭を抑えられているわけにはいかない、と考えるニューリーダーの1人・竹下登の立場。彼は結局、中曽根康弘とうまく渡り合い、若手の支持も固めて総理になるわけですが。竹下登も、今はもう亡き人になってしまったんだなぁ・・・・・(2000年死去)

  最後の章のタイトルは、『「小政治」時代の危うさ』というもの。大きな政治的問題を論ずるということがなくなった日本の政治に対して著者が苦言を呈しています。1988年の本なので、もうちょっと当てはまらない部分もあるのですが、とても勉強になります。

  なぜか、政治家たちはこの頃、国家にとってとても重大な問題である「憲法をどうするのか」という点に関して発言を控えています。首相だった安倍晋三があのような形で、ボロボロになったからなんだろうけど。あえて大きな論点をだそうとしない・あえて立場を曖昧にぼかす、というのでは政治家としてだめじゃないか。それでは議論も始まりません。


自森人読書 派閥再編成―自民党政治の表と裏
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