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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★★

著者:  恩田陸
出版社: 集英社

  ある高校に、不思議な噂がありました。3年に1度、密かに「サヨコ」と呼ばれる役割(?)が受け継がれているというものです。いったいサヨコとは何なのか・・・? ちょうど六番目の小夜子が生まれる年。津村沙世子という美しい少女が、その高校に転向してきます。そのときいったい何が起こるのか? 「サヨコ」をめぐる高校3年生たちの1年間の物語です・・・

  って全然上手く説明できていません。難しいんだよなぁ。こういうおはなしです、と言い切るのが。まぁ是非1度読んでみることをおすすめします。

  僕は、「砂時計」というものに興味があります。中3卒業制作(未完成)の映画の歌詞を考えていたときにも・・・「砂時計」というフレーズを無理矢理入れようしていました。なんというか、砂時計の形というか、あの全体的な雰囲気が面白いのです。

  恩田陸『六番目の小夜子』を読んでいました。(またまた恩田陸の本です、恩田陸ばかり毎日読んでいるなぁ)すると、なんと「砂時計」というのが面白い形で登場してきました。
 岡田幸四郎の最後の解説に、永遠と刹那の関係のことが書かれていました。学校の時間は、(川のように)流れいき、永遠をはらみ、蓄積される閉じた永遠です。それに対し、生徒の時間は一回性の直線的な(火のような)刹那だというのです。

  そしてその人は、この『六番目の小夜子』のことを・・・「学校の時間(永遠)に抗う生徒の時間(刹那)の静かな闘争の軌跡」として見てみたい、といいます。その中で砂時計というのはどういう意味を持つのかというと、砂時計というのは、「円環しない時の流れを刻む」ものです。学校の時間(永遠)とは違う時間を刻む、刹那の象徴みたいなのです。そうか、面白い、砂時計をそういうふうに見ることもできるのか、と思いました。


自森人読書 六番目の小夜子
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無題
トラックバックありがとうございます。
本や読書の話題など、これからも参考にさせていただきます。
はてさて 2008/12/04(Thu) 編集
無題
はじめまして。
トラックバックありがとうございました。
恩田陸さんを読んだのは随分前のことで、記憶はうっすらとした印象だけになってしまいました。
感想、面白く拝見しました。
同じ本でも読む人が変わればいろんな見方がある。
砂時計の事を少し考えました。
また、もしかしたら遊びに来ますね。
それでは~。
綾里 未優 2008/12/04(Thu) 編集
無題
はじめまして。こちらこそありがとうございます。
砂時計のことか・・ なんか勝手に色々こじつけていました。
だいち 2008/12/04(Thu) 編集
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センチメンタルの素
いい歳をしてお恥ずかしい限りだが、 学園物の小説が密かに大好きなのである。 NHKでもドラマ化された「六番目の小夜子」などは ドラマこそ見ていないが、 小説はとても楽しくドキドキしながら読ませていただいた。 もちろん、この作品、 小説としての完成度はあ....
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六番目の小夜子
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URL 2008/12/03(Wed)23:58:16
「六番目の小夜子」恩田 陸
{/book/}「六番目の小夜子」恩田 陸 ★★★☆ 「夜のピクニック」で感動させてくれた恩田 陸という作家は、ホラー、SF、ミステリーなどさまざまなタイプの小説を書くらしい。 この「六番目の小夜子」は彼女のデビュー作、ファンタジーノベル大賞の最終候補作。 ストーリー:ある高校に十数年間受け継がれてきた奇妙なゲーム。三年に一度「サヨコ」と呼ばれる生徒が見えざる手によって選ばれる。そして今年は「六番目の小夜子」が誕生する年だった。 時々文章が稚拙な感じがするところや、「サヨコ伝説」のナゾが最後までよく分からないところはイマイチかな?と思うけれど、ゾクッとさせる部分もたくさんあり、進学校での3年生の様子などはとても上手く描かれていると思う。 「夜のピクニック」でも感じたけど、とても良い高校時代を作者本人が過ごしたのでなければこういう風には描けないのではないかな? 特に学園祭で全校生徒が体育館に集まり、「呼びかけ」をするシーンはとても臨場感にあふれて印象的だった。 こんなことが可能なのかとビックリ!
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六番目の小夜子:誰なんでしょ
気がつけば、今年も今日を含めて6日、できることは限られていることはわかっていて...
URL 2008/12/04(Thu)10:15:25
六番目の小夜子 恩田陸
 新潮文庫の100冊を読む。  第4弾は「六番目の小夜子」(恩田陸)。  紹介文にはこう書かれている。 「あなたも赤い花を活けにきたの」少女はゆっくりとそう言った。 「津村沙世子。とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。高校には十数年にわたり奇妙なゲームが受け継がれていた。三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。そして今年は「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。学園生活、友情、恋愛。やがて失われる青春の輝きを美しい水晶に封じ込め、漆黒の恐怖で包み込んだ、伝説のデビュー作」  「サヨコ」に選ばれるということはどういうことなのだろう。  自分が選ばれた特別な存在・主人公になる。  高校時代とはどんな時代だろう。  子供でも大人でもない端境期。(「この三年間の時間と空間は奇妙に宙ぶらりんだ」~P21)  社会的な存在になっていく過程。(「淡々とこなされていく行事の間に、自分たちの将来や人生が少しずつ定められ、枝分かれしていく」~P86 「いじめて、過剰に接触して、屈服させて、免疫をつけて、自分たちの中に取り込もうとするわけね」~P64)  そう、サヨコは大人になること、社会的な存在になることに抵抗する存在だった。  サヨコは社会という海へと至る川の流れに逆らう。  サヨコは社会の歯車のひとつになることを潔しとせず、社会の「特別な存在」「主人公」になろうとする。  その強烈な自尊心。  津村沙世子が「六番目の小夜子」になりたいと思ったのもそのためだった。  頭が良くて活発な転校生、おまけに美人。 「謙遜や恥じらいが自分に似合わないことを知っている」「すんなりと自分が優秀であることを認め、あの屈託のない笑顔で周囲を自分のペースに引き込んでしまう存在」  そんな人一倍の自尊心を持つ少女は、主役サヨコになりたがった。  そして津村沙世...
URL 2008/12/04(Thu)10:38:40
「六番目の小夜子」 恩田陸
六番目の小夜子新潮社このアイテムの詳細を見る         著者名 恩田陸   発行年(西暦) 2002   出版者 新潮文庫   値段 500-600円   お薦め度 :☆☆☆+α 私は知らなかつたのだが、この作品を原作としてTVドラマが作られたと聞いた。 友人が教へてくれたので、早速讀んでみた。 この作品を、ミステリーとして讀むか、ホラーとして讀むか、學園ものの青春小説として讀むか、 それは勿論、讀者の自由である。 私はと云へば、ミステリーといふ縱絲を通した、質の良い青春小説として讀んだ。 小説に出てくる高校生達は、妙におとなびてゐるか、もしくはまつたく子供染みてゐるかのどちらかであることが多いが、 ここに登場してくる高校生達は、みごとに高校生になつてゐる。 まるで彼らが、自分の高校時代の同級生であるかのように、かつての自分に身近に感じた。 登場人物たちの會話には、さう云へば自分もこんな話し方をしていたなあと、しみじみ昔を思ひ出してしまつた。 また、この作者ならではの情景描寫のうまさは、この作品でも隨所に感じられる。 しかも、ミステリー仕立なので、散漫な印象を受けることが無い。 昨日の夜から讀み始めて、通勤電車の往き還りで、一氣呵成に讀み了へてしまつた。 2003年4月22日讀了
URL 2008/12/04(Thu)12:07:36
再び恩田陸『チョコレートコスモス』&『六番目の小夜子』
昨日も、恩田陸『チョコレートコスモス』について書いたが(恩田陸『チョコレートコスモス』→サキ「開いた窓」)、どちらかというと、サキという作家の短編小説「開いた窓」にまつわる思い出が話の中心になり、『チョコレートコスモス』自体については、きちんと書けなかった気がするので、もう少しだけ、書きたい。 チョコレートコスモス 恩田 陸 まず、書名についてですが、書店で見た時、こう思いました。 「“チョコレートの宇宙”、か。面白そう!」 ──その解釈が正しかったのかどうかは、本の中のどこかで明かされているので、どうぞお楽しみに。 象徴的で、多義性もあって(たぶん)、大いに興味を喚起する、実にうまいタイトルだな~!と思います。 さて、内容はと言いますと、あまり詳しくストーリーを語ってしまうと読む楽しみがなくなるので、帯の文句を引用してみます。 【表】 情熱のドラマ、開演! あたしはあなたと同じところに行きたい。 舞台の上の、暗がりの向こう。 そこには何かが隠されている。 どこまで行けばいいのか? どこまで行けるのか? 恩田陸が放つ、熱狂と陶酔の演劇ロマン。 【裏】 そっち側へ行ったら、二度と引き返せない。 未知の領域。 そんな言葉が頭に浮かぶ。 この目が見ているものは、もっと遠くて、もっと大きな、もっと空恐ろしいものに違いないのだ。 この瞬間を、ずっと先になって、あれがそうだったのかと思い出す時が来るのかもしれない。 本文より この、帯裏のくだりなど、私にはとてもグッと来る。 昨日も書いたが、生理的に合う。 だから、読んでいて心地よい。 これは、小説を楽しむ上で、かなり重要度の高い要素だと言える。 時には、それが全てにもなりかねないほどに。 で、またまた昨日も書いたことだが、一行一行に「空恐ろし...
URL 2008/12/04(Thu)12:49:18
『六番目の小夜子』 恩田陸
たぶん、この本は夏でなければ読もうという気がおきなかったかもしれません。 ……なにせ、怖い話は微妙に苦手ですので;; 恩田陸さんの『六番目の小夜子』を読了しました。
URL 2008/12/04(Thu)16:37:39
六番目の小夜子
「六番目の小夜子」恩田陸著(新潮文庫 平成13年2月1日 発行 1992年7月、新潮文庫ファンタジーノベル・シリーズにて発表、1998年8月単行本として刊行)私たちの学校にある「行事」、いつ誰が始めたか分からないこのゲームは三年に一度必ず行われる。サヨコはサヨコにな...
URL 2008/12/04(Thu)17:13:15
「六番目の小夜子」恩田陸
六番目の小夜子 恩田 陸 学校に代々伝わる「サヨコ伝説」。鍵をもっている「サヨコ」が卒業するときに次の「サヨコ」に鍵を渡し、3年に一度「サヨコ」が文化祭で一人芝居をする。6番目のサヨコが誕生する年に突然転校して来た謎めいた美少女、沙世子。そして物語が動かされていく。 読んでいる本が見当たらず、友達から借りたこの本を手に取ったのが昼過ぎ。続きが気になってあっという間に読んでしまいました。読んだ後はなんとなく中途半端な気持ち。急ぎすぎたのかと思ってもう一度読んでみたけど、それでも恋愛物?青春物?ミステリー?ホラー?と悩みました。だけど、最後まで絶対に悪者だって思ってた沙世子が秋くんを火事の中から助けた時にはすっかりいい子に見えていたので、私は物語にすっかりはまっていたってことでしょう。 前に恩田さんの短編集で「六番目の小夜子」の番外編って言うのを読んだような気がするのですが、それが何の本に入ってたのかすっかり忘れました。確か図書館が関係してたような気がするのですが…考えても考えても脳みそグルグルするだけだ。
URL 2008/12/04(Thu)22:27:07
ウェブサイトhttp://jimoren.my.coocan.jp/
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