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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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『戦争を演じた神々たち』
SF小説。連作短編集。『天使が舞い降りても』『けだもの伯爵の物語』『楽園の想いで』『異世界Dの家族の肖像』『宇宙で最高の美をめぐって』『戦争の起源』収録。

「目くるめく」という言葉はこのような作品にこそ使うべきではないか、と感じました。壮大な宇宙規模の物語が、展開されていきます。しかも、映像では表現できないような状況・物事が、文字で表現されていきます。小説を読む楽しみがここにあると感じました。

『天使が舞い降りても』
作用と半作用の物語。老人AUMは、鮮烈な印象を残します。世界のエコーである彼にとっては、呼び出されれば何もかもが容易なのか・・・

『けだもの伯爵の物語』
心を解き放つ棺桶を手に入れた伯爵家の冒険。けだもの伯爵が怖いけど、面白いです。

「楽園の想いで」
紆余曲折あって盗賊になってしまう女王の物語。彼女は聖女から貶められて「ただの人」になるわけですが、誰もが結局はただの人なのたろう、と感じました。

「異世界Dの家族の肖像」
人間が生み出したぐるぐると巡る生態系を描いた作品。神話的。

「宇宙で最高の美をめぐって」
最高の美をめぐってたくさんの人が大騒ぎして駆け回る物語。美は善にも悪にもなりうる、というラストの言葉には考えさせられました。

「戦争の起源」
楽園に資本主義が持ち込まれてしまうという物語。

とにかく、『戦争を演じた神々たち』の面白さは読まないことには分からないです。あらすじを説明しても全然面白さが伝わらない。物語はぎゅっと凝縮されているので、さくさく読むことが出来ます。おすすめ。

第15回日本SF大賞受賞作。


今日読んだ本
大原まり子『戦争を演じた神々たち』

今読んでいる本
牧野修『偏執の芳香 アロマパラノイド』
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