自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
稲垣足穂の小説が、幾つか収録されています。やはり、『一千一秒物語』が一番印象に残るし、良いなぁと感じます。しかし、『チョコレット』なども面白い、と感じます。
稲垣足穂の文章は、なんというか、愉快です。読んでいると、不思議なほど、そのときの言葉だけが浮かんできて、前にも後ろにも繋がらないからです。
はやいのに軽くない、揺れる文章は、揺れなど意識せず、スポン、スポンと繰り出されてはスッとさっていきます。というふうにまとめることはできないのだけど、読んでいる内に、敵である月や星と相対する者に振り回されることになります。小気味良いです。
何がどうなっているのか分からないのだけど、分からないことこそが価値なのかも知れないと感じます。
読んだ本
稲垣足穂『稲垣足穂 ちくま日本文学全集』
読んでいる最中
小路幸也『東京バンドワゴン』
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