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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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『ふわふわの泉』
浜松西高校化学部部長、浅倉泉は、ただ一人の部員である保科昶とともに、文化祭の準備をしていました。その過程で、運悪く、落雷に襲われます。ですが、その結果、ダイヤモンドより硬くて空気より軽い不可思議な物質を生み出します。それは化学者ならば、誰もが夢見る「立方晶窒化炭素」というものでした。泉は、それを「ふわふわ」と呼びます。そのふわふわの発明は、人間のライフスタイルと世界を、あっという間に変えていくことになります・・・

SF小説。

物語は高校の部室から始まり、宇宙にまで達します。トントンとすすんでいくので気軽に読めます。非常に楽しいです。強気な天才化学者・浅倉泉と、秀才・保科昶のコンビが良いです。

突拍子がないと感じる部分もあるけれど、全体に漂うゆるい雰囲気に合っています。

ジョークに満ち溢れているし、甘いし、ゆるいけれど、出鱈目ではありません。熱いこだわりが感じられます。法螺だけど、科学と知性に則った法螺だから、面白いです。

細部が凝っています。最後の辺りでは、軌道カタパルトの運用に関して、大雑把に解説していく部分があります。それには感動しました。素人にわかるように説明するのは容易なことではないだろうと感じます。

読んでいると、楽しくなってくる良作。

第33回星雲賞日本長編部門受賞作。


読んだ本
野尻抱介『ふわふわの泉』

読んでいる最中
J.D.サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』
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