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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★

著者:  あさのあつこ
出版社: 講談社

  2013年、紫苑は理想都市の1つ『NO.6』に住んでいました。9月7日、12回目の誕生日を迎えた日。彼の運命を変えるできごとが起こます。その日、ふとしたことから、矯正施設から抜け出してきた謎の少年「ネズミ」と出会い、彼を介抱してあげたのです。けれども、それが治安局にばれてしまい、『NO.6』の中央に近い『クロノス』から『ロストタウン』へと追いやられてしまいます。

  その後、紫苑は「理想都市」とは名ばかりの『NO.6』の現状を思い知らされていくこととなります。知れば知るほど、メッキが剥がれて残酷で救いがたい都市の行為が分かってきます。『NO.6』拡張のときの虐殺。何がなされているかはっきりしない「矯正施設」。そして紫苑たち、『NO.6』の内側の人達は、自分達の問題でありながら、それを知りません。無知は罪だ、とすら言えます。

  紫苑は魔物のような『NO.6』の正体を知ってどうするのだろうか・・・

  近未来小説だそうです。僕はとりあえず、あさのあつこの文章が好きではありません。物語は展開しないし、くどいし。まぁ一言で言うなら、気に食わないわけです(けどそれじゃ身も蓋もないのでいろいろ書いてみている訳です・・・)。そのせいなのか、この本自体がどこかの小説を換骨奪胎してきて短縮したありきたりのストーリーに思えてきます。なんか絶対前に同じようなはなしを読んだような気が・・・

  あさのあつこファンの人に喧嘩売ってるみたいです・・・ すみません。読めないことはないんだけど、続きを読む気にならないなぁ、『バッテリー』と一緒で。


自森人読書 No.6
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