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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★

著者:  梨木香歩
出版社: 新潮社

  うめく「ぬかどこ」というのがさらりと登場して物語は始まります。これはいったいなんなんだ、とよく分からず、物語を読みすすめていきました。うめく「ぬかどこ」から卵とか、幽霊みたいなのがうまれてしまう・・・? う~んなんだかよく分からないと思っていたら、だんだん命とは何なのだろうか? という部分につながっていくみたいでした。そして、酵母研究者である風野さんともに、「ぬかどこ」の故郷の島へと渡っていきます・・・

  不思議な誰とも知れない「僕」とシマの物語がはさまります。それはそれだけでまた1つの物語をつくっていて、でも本編ともテーマとしてはつながっているような気がします。どうなっていくんだろう・・・ まったく想像できない。どこへいくのだろうか・・・?

  生物は、いろんな膜というか境界線を超えていこうとして、それでも孤独であり続ける。自分の遺伝子を残したい、という男の欲求というのは、最初の細胞の圧倒的な孤独が根っこにあるのかも知れない。自分達とは違うカタチのただ「1つ」の生き物たちだっているだろう。だがわたしたち生物の個は孤独を抱え続けるのかも知れない・・・

  う~んまったく説明できないです。ぜひ1度読んでみることをおすすめします。あまりにも難しくて、あまりにもきれいです。ぬかどこからここまで物語が広がるのか、と驚きます。


自森人読書 沼地のある森を抜けて
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