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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★

著者:  萩尾望都
出版社: 小学館


  主人公はナイーブな青年・レヴィ。不眠症ぎみのバレーダンサーです。彼はひとりで静かに眠りたいと思って引っ越してきたのに、隣人のモリスとその恋人ミリーは世話好き。しかも、ミリーの、レヴィへの親切心はいつのまにやら恋心へと変わっていました。ただでさえ、人間関係に苦しんでいる年頃の男の子のレヴィが、三角関係におちいってしまったのです・・・

  レヴィはうんざりしてしまいます。「親切」なんかされたっていやだ、結局無償の親切なんてありえない、世話されたって決して見返りを求められない、感謝知らずの男になりたい、と彼は思います。その気持ち、ちょっと分かるなぁ、と思います。わがままだけど。

  バレーの場面というのはそれほど多くはでてきません。でも、ミリーがレヴィに恋したのは多分、レヴィの演じる美しいバレーを見てしまった瞬間です。だからけっこう重要な場面じゃないかなぁ、と思います(それにしてもバレエマンガってものすごくたくさんあるなぁ。全部一覧にしてみたら面白いかも)。

  レヴィは、うんざりして、ためいきつくような苦悩を味わっているみたいです。でもまぁ全体的にコミカルです。そしてなにより萩尾望都の絵です。すらすら読めてしまいました。


自森人読書 感謝知らずの男
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本の力は無限大
 あのすぐれちゃんも応援します。
読書の神様 2010/01/10(Sun) 編集
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