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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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谷崎潤一郎賞を受賞した作品、ということで読んでみました。絶対に、自発的に読もうとは思わなかっただろうなぁ・・・ ものすごく考えさせられる・・・
『爆心』
「釘」「石」「虫」「蜜」「貝」「鳥」といった短編で構成されています。長崎に落とされた原爆と、その地に生きる人々を巡る物語。文章は決して難解ではなくて、むしろさらさらして読みやすいのですが、中身は難しい。

「信仰」がテーマのひとつとして存在しているように感じました。原爆が投下されてしまって、それでもまだ神を信じられるのか? 原爆が落ちた瞬間に神は死んだのではないか?
長崎は古くからキリスト教信仰が存在していて、江戸時代には激しい切支丹弾圧を受けた過去もあります。いくら弾圧されても神/キリスト教を捨てない人はいました。ですが・・・・・
しかし、原爆が投下されてもまだ信じられるのか?

う~ん、分からない。

あとは「せっくす」が大きなテーマとして登場します。そして狂気というのも、けっこうでてきます。


今日読んだ本
青来有一『爆心』

今読んでいる作品
川上弘美『婆』
川上弘美『墓を探す』
池上永一『シャングリ・ラ』
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