忍者ブログ
自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
[747] [746] [745] [744] [743] [742] [741] [740] [739] [738] [737]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

再読。

王政のローマが生まれ、そして、共和制へと移り変わっていくところと、ギリシア文明の発展と繁栄についてが書かれています。

面白いです。面白いけど、これは決してローマの歴史を書いたものではない、と感じました。物語です。塩野七生という人は、どれだけローマを褒めれば気が済むのか。だんだんうんざりしてきます。しかも、なんだか文章が下手。妙に読みづらいし、文法もおかしいです。そこにも、うんざりします。

僕は、中国贔屓の田中芳樹の方が好きです。むしろ、田中芳樹の方が文章も物語の広げ方も上手ではないか、と思います。それなのに、塩野七生は勲章とかをもらいまくる一方で、田中芳樹は完全に無視されています。どうしてなのか。

田中芳樹の作風はライトノベル的です。そこらへんが不評なのかもしれない。だけど、勲章とかをもらえない最大の要因は別のある気がします。田中芳樹作品の根底にある反権力・リベラルな思想が忌避されているのではないか(僕はそこが好きだけど)。誰かもう少し田中芳樹を評価してくれる人はいないのかなぁ・・・

今日読んだ本
塩野七生『ローマ人の物語Ⅰ ローマは一日にして成らず(上)』(再読)

今読んでいる本
角田光代『八日目の蝉』
大森望、豊崎由美『文学賞メッタ斬り!リターンズ』
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
ウェブサイトhttp://jimoren.my.coocan.jp/
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
ブログ内検索
最新CM
[07/03 かおり]
最新TB
バーコード
アクセス解析
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright © いろいろメモ(旧・自由の森学園図書館の本棚) All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]