自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
★★★★
著者: 恩田陸
出版社: 朝日新聞出版
『六月の夜と昼のあわいに』は恩田陸の短編集。『恋はみずいろ』『唐草模様』『Y字路の事件』『約束の地』『酒肆ローレライ』『窯変・田久保順子』『夜を遡る』『翳りゆく部屋』『コンパートメントにて』『Interchange』収録。
またまたいつもと同じパターンか、と思いきや、やっぱり同じ。最初は少しうんざりしながらページをめくっていたのですが、最後にはなんだか感動してしまいました。今回は、それぞれの短編の前に詩と絵が載っています。それ全体で1つの作品、ということなのだろうけど、全く意味が汲み取れません(その上、絵も詩も、恩田陸の小説に太刀打ちできていない気がする・・)。ここまでくると愉快です。
もう『六月の夜と昼のあわいに』という本自体が、現代美術の作品みたいな感じ。それにしては親切。とても楽しめます。
『窯変・田久保順子』は唐突です。天才となるはずだった田久保順子の悲惨な人生を描いた小説。あまりにもブラック。これは、一種のジョークなのだろうか。笑えない・・・
『Interchange』は浮かび上がってくる風景が綺麗です。
不思議な味がします。あまりおすすめは出来ないし、何かを期待すると裏切られるけど、とにかく読んでいると笑える部分もたくさんあって、おかしな気分になります。改めて恩田陸という小説家は凄い、と再確認できます。
自森人読書 六月の夜と昼のあわいに
著者: 恩田陸
出版社: 朝日新聞出版
『六月の夜と昼のあわいに』は恩田陸の短編集。『恋はみずいろ』『唐草模様』『Y字路の事件』『約束の地』『酒肆ローレライ』『窯変・田久保順子』『夜を遡る』『翳りゆく部屋』『コンパートメントにて』『Interchange』収録。
またまたいつもと同じパターンか、と思いきや、やっぱり同じ。最初は少しうんざりしながらページをめくっていたのですが、最後にはなんだか感動してしまいました。今回は、それぞれの短編の前に詩と絵が載っています。それ全体で1つの作品、ということなのだろうけど、全く意味が汲み取れません(その上、絵も詩も、恩田陸の小説に太刀打ちできていない気がする・・)。ここまでくると愉快です。
もう『六月の夜と昼のあわいに』という本自体が、現代美術の作品みたいな感じ。それにしては親切。とても楽しめます。
『窯変・田久保順子』は唐突です。天才となるはずだった田久保順子の悲惨な人生を描いた小説。あまりにもブラック。これは、一種のジョークなのだろうか。笑えない・・・
『Interchange』は浮かび上がってくる風景が綺麗です。
不思議な味がします。あまりおすすめは出来ないし、何かを期待すると裏切られるけど、とにかく読んでいると笑える部分もたくさんあって、おかしな気分になります。改めて恩田陸という小説家は凄い、と再確認できます。
自森人読書 六月の夜と昼のあわいに
PR
この記事にコメントする
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
カテゴリー
ブログ内検索
最新記事
(01/04)
(02/17)
(02/16)
(09/29)
(08/06)
(08/05)
(08/05)
(08/05)
(08/05)
(08/04)
最新TB
最古記事
(08/08)
(08/08)
(08/09)
(08/09)
(08/10)
(08/11)
(08/12)
(08/12)
(08/13)
(08/13)
アクセス解析