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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★★

作者:  西澤保彦
出版社: 講談社

  ファーストフード店にいた6人の男女は、突然の大地震に遭遇して怪しげなフィルターに逃げ込みます。ですが、それは数十年前アメリカ政府が研究し続けたのに、その仕組みを解明できなかった、不可思議な人格転移装置でした。男女の中の一人、江利夫は起きると自分の心が別人の体の中に入っていることに気付きます。彼は、他の人とともに話し合おうとするのですが、そんな誰が誰か分かりづらい複雑な状況の中で、突如として連続殺人事件が起こります。さて、誰が誰を殺したのか?

  SFの要素を含んだミステリ小説。

  不思議なシステムが面白い物語を形作っていますが、状況を把握することがまず面倒です。ややこしい複雑なパズルみたいな感じ。この物語を考えた西澤保彦は凄い、と感じました。

  まぁ、その人格転移システムが複雑だから、その代わりとしてそれを説明するための文章は分かりやすいし、読みやすいです(そこまで凝ったものだったら読解が困難になるし、ミステリではなくなってしまう気がする)。ライトノベルと近いものがあります。

  全ての謎のヒントは最初から示されています。そこも凄かったです。

  ラストのオチは、そこまでビッグなものではありません。ですが、綺麗に収まっていてなかなか良いなぁ、と感じました。ついでに、大森望の長い解説も面白くて良いです。SFにもミステリにも詳しい大森望だからあのような解説を書けるんだろうなぁ。


自森人読書 人格転移の殺人
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