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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★

著者:  蘇部健一
出版社: 講談社

  文庫版を読みました。「音の気がかり」「桂男爵の舞踏会」「黄金」「エースの誇り」「見えない証拠」「しおかぜ17号四十九分の壁」「オナニー連盟」「丸ノ内線七十秒の壁」「欠けているもの」「鏡の向こう側」「消えた黒いドレスの女」「五枚のとんかつ」「六枚のとんかつ」「『ジョン・ディクスン・カーを読んだ男』を読んだ男」「最後のエピローグ」「ボーナス・トラック 保険調査員の長い一日」収録。

  凄いと感じました。いろいろな意味で。とくに。ギャグ。ほんとうにしょうもない、というか、もう脱力。呆れるしかないです。

  笠井潔に「たんなるゴミ」といわれた、という伝説の作品。確かに、他作家のミステリ小説のパロディとか、下ネタとか、くだらないジョークとかそういうのが満載の『六枚のとんかつ』なんて認めない、という人も多いのも知れないけど。

  まぁこういうのがあっても良いのではないか、と僕は感じます。推理小説のバカバカしさを、こういう形でおちょくるというのは、それはそれで面白い。別にそれほど深い意図があるというわけではないんだろうけど、この本を読むと、ミステリそのものへの懐疑が生まれてきます。「まじめに謎解きとかやっているけど、バカじゃないか」みたいな。

  けど、食傷気味です。最後まで読むのはちょっと面倒・・・ こういうような作品を何個も読まされたら怒り出したくなるかも知れないです。たまになら読んでも良いかなぁという感じ。

  第3回メフィスト賞受賞作。「メフィスト賞=イロモノを輩出」というイメージをつくりだした作品。その後、優れた作品がメフィスト賞からたくさんでてきたことでそういうイメージは払拭されたらしいけど。それでも、メフィスト賞はやっぱり新人賞の中では異端だよなぁ・・・ 舞城王太郎が飛び出してきたりするわけだから。だからこそ面白いんだけど。


自森人読書 六枚のとんかつ
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