自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
★★★
著者: 新田次郎
出版社: 講談社
半分くらいはノンフィクションだと思います。
富士山頂に、「台風の砦」としてレーダードームをつくろうと目指す男たちの物語。気象庁に勤める官僚でありながら小説家も兼業する男が主人公です。彼は、官僚としては珍しく誰に対しても強い態度に出て、孤高を保つため、そのプロジェクトの事実上の遂行者として活躍することになります。ほとんど著者そのままみたいです。
『プロジェクトX』第1回でとりあげられたこともある出来事。『プロジェクトX』では建設を実現した職人たちを主役にした熱い物語になっていましたが、『富士山頂』はもう少しドロドロした落札における業者間の争いのことも描写されていて面白いです。
新田次郎は山を舞台にした小説をたくさん書いている人らしく、山における描写もしっかりとしていて面白かったです。高山病のこととか。
ただし小説としてはいまいち盛り上がりに欠ける気がします。淡々としていて、それでいてそこまで重厚ではないのです。
ただし主人公が、仕事を貰おうとして圧力をかけてくる業者に対して怒りを抱くところはリアルです。もしかしたら、主人公の錯覚かも知れない(過剰反応かも知れない)、ということまで他の人の台詞を借りて書かれているのも面白い。そういうことがよほど多いのかも知れないなぁ。省庁に斡旋を求める圧力、というのが。
自森人読書 富士山頂
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著者: 新田次郎
出版社: 講談社
半分くらいはノンフィクションだと思います。
富士山頂に、「台風の砦」としてレーダードームをつくろうと目指す男たちの物語。気象庁に勤める官僚でありながら小説家も兼業する男が主人公です。彼は、官僚としては珍しく誰に対しても強い態度に出て、孤高を保つため、そのプロジェクトの事実上の遂行者として活躍することになります。ほとんど著者そのままみたいです。
『プロジェクトX』第1回でとりあげられたこともある出来事。『プロジェクトX』では建設を実現した職人たちを主役にした熱い物語になっていましたが、『富士山頂』はもう少しドロドロした落札における業者間の争いのことも描写されていて面白いです。
新田次郎は山を舞台にした小説をたくさん書いている人らしく、山における描写もしっかりとしていて面白かったです。高山病のこととか。
ただし小説としてはいまいち盛り上がりに欠ける気がします。淡々としていて、それでいてそこまで重厚ではないのです。
ただし主人公が、仕事を貰おうとして圧力をかけてくる業者に対して怒りを抱くところはリアルです。もしかしたら、主人公の錯覚かも知れない(過剰反応かも知れない)、ということまで他の人の台詞を借りて書かれているのも面白い。そういうことがよほど多いのかも知れないなぁ。省庁に斡旋を求める圧力、というのが。
自森人読書 富士山頂
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