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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★★

著者:  横山秀夫
出版社: 文藝春秋

  北関東新聞社の遊軍記者、悠木和雅が主人公。彼は、販売部の安西耿一郎とともに、これまで数多くの登山家たちの命を奪ってきた難関、谷川岳衝立岩を登る予定でした。しかし、その直前に日本航空123便墜落事故が発生。悠木和雅は、その事故の全権デスクを担当することになります。彼は迷いながら報道というものについて考えつつ進んでいくのですが、衝突が絶えません。

  そしてただでさえ忙しい中、なんと安西耿一郎が倒れた、という連絡が入り・・・

  とても面白かったです。一気読みしてしまいました。山岳小説、「家族」をテーマにした小説、マスコミというものの意義を問う小説、どれともとれます。たくさんのものを詰め込んであるんだけど、決して薄っぺらくはありません。横山秀夫の圧倒的なまでの筆力がみごとです。

  ただし、墜落事故という重い出来事を追う中で何が見えてきたのか、ということがいまいち分からないです。

  墜落事故に押し潰され、囚われながらもそれに立ち向かう悠木和雅という男を描いた小説として読めば良いのかも知れません。だけど、全体としては墜落事故というものを持て余しているような印象を受けます。まぁそもそも、1つの小説の中に押し込めるようなものではないのかも知れないけど。

  あと、爽やかなラストが釈然としないです。結局落とし所はそこなのか・・・ 家族というものをもってくるのか。ご都合主義ではないのか。しかし、物語全体としてはとにかく面白いことに変わりはありません。いまいち分からない部分も多いけど、それでも★5つつけたくなります。しかし、やっぱりそこまでではないかもなぁ・・・ 横山秀夫はやっぱり短編が素晴らしい気がします。

  2004年第1回本屋大賞ノミネート作(2位)。週刊文春ミステリーベストテン2003年第1位。


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