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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★★

著者:  岡野宏文、豊崎由美
出版社: 筑摩書房

  岡野宏文、豊崎由美の対談。2人が20世紀のベストセラー本を評価していくというもの。読んでいて非常に楽しかったです。

  夏目漱石(1章「1900~1910年」)、芥川龍之介(2章「1911~1920年」)の作品は別格というふうに紹介されていますが、それには頷きます。何十年も前の人の作品なのに高校生の僕が読んでも理解できるし、面白い。しかも文学的にも価値があるらしい。凄い小説家たちだよなぁ、と思います。

  読んでいないものが多かったです・・・ 面白いものはたくさんあるみたいなのに、勿体ないかも知れない。内田百閒、泉鏡花『春昼』、江戸川乱歩『押絵と旅する男』、谷崎潤一郎 『細雪』、庄司薫の『赤頭巾ちゃん気をつけて』、さくらももこ『もものかんづめ』を読んでみようと思いました。

  そういえば、太宰治『斜陽』は読んだはずなのに、中身をまったく思い出せないです、もう一度読み直してみようかなぁ・・・

  ハリー・ポッターシリーズに対する低い評価には同感。どうして大傑作といわれて、あれほど売れたのだろうか? 僕も1巻読んだ時にはけっこう感動していたけど、次の巻が出てくる度に落胆していきました。『指輪物語』には、全然敵わないよなぁ・・・ それは期待しすぎか。

  豊崎由美の渡辺淳一徹底批判は『百年の誤読』でも展開されています。大人気ないのかも知れないけど、面白い・・・


自森人読書 百年の誤読
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