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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★

著者:  野村二郎
出版社: 講談社

  キムタク演じる検事が主役のドラマ『HERO』の再放送を見ていて検事とは何ぞや、ということに興味を持ちました。そして読んでみたのが『日本の検察―最強の権力の内側』。よくまとまっていて面白いです。検事の役割や、日本における歴史などが大雑把に分かります。

  戦後の日本では、検察という組織がとても大きな権限を握っているということがよく分かります。政治の腐敗を徹底的に叩いてその不正を糺せるのは検事くらいなのだなぁ・・・ しかし、検事だって代議士と闘うのは大変だろうと思います。

  検事として大活躍し、その後ヤメ検弁護士に転じてまたもや活躍、そしてやりすぎて最終的には逮捕された 田中森一という人の書いた『反転』を読むと、検察も国策には逆らえない、という側面も見えてきます。まぁそこは駆け引きなんだろうけど。

  ちょうどこの前、野党第一党(民主党)の党首の秘書が逮捕される、ということが起きました。どことなく国策捜査のような雰囲気がするんだけど(麻生政権が組閣のときに、官房副長官にわざわざ前警察庁長官を起用したという時点でちょっとおかしくはないか)、いったいどういうことなのだろう。政界と検察との関係を、もっと掘り下げていってくれる人はいないのかなぁ・・・ 期待したいです。

  『日本の検察―最強の権力の内側』の中では、検察内部の派閥争いのこととなども、きちりと書かれているのですが、さらさらっと説明されてもあまり頭に入ってきません。まぁまずこの本で大体のところを掴んだ上で、もっと別の本にあたっていけば良いか。初心者には分かりやすい良い本です。


自森人読書 日本の検察―最強の権力の内側
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