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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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★★★

著者:  中山可穂
出版社: マガジンハウス

  王寺ミチルは、演劇を熱狂的に愛する女性でした。彼女は脚本家・演出家・主演俳優として小さな劇団カイロプラクティックを主宰する一方で、様々な女性の家を泊まり歩く毎日を送っています。少年のような容姿が女性をひきつけるのです。ミチルの周りには立ち代りに様々な女性が現れます。しかし、彼女は自分だけを愛しているため人から愛想をつかされてしまい・・・

  中山可穂のデビュー作。

  演劇の面白さ、怖さを存分に教えてくれます。読んでいると中小の劇団の現状がちょっとだけわかって面白いです。

  慢性的な金欠とめまぐるしい人の入れ替わりのために劇団を存続していくこと自体がまず困難なのだけど、大劇団のように売り上げを重視して演劇とはいえないような安全なものをつくりたくはないという強烈な自負心に支えられ、必死で頑張っているらしい。凄いな、と感じます。

  それにしても、どうして表現(演劇とか、大道芸とか、舞踊とか)を生業とする流れ者の人たちはくっついたり離れたり、やたら恋愛とセックスばかり繰り返しているのだろう。やっぱり、色気を保つことが大切だからなのか。

  しかも、あとさきのことは考えていません。なんというか、エキセントリックというか、破滅的です。まぁあとさきのことなどまともに考えていたら、表現に全力を注ぐことができなくなってしまうか。何かを表現するというためには捨て身で望まなければならないのかも知れないなぁ、と感じました。


自森人読書 猫背の王子
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