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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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『アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風』
『戦闘妖精・雪風』シリーズ第3作目。さらに、思弁的かつ抽象的な物語になってきています。戦闘シーンはほとんどありません。

情報軍に属するロンバート大佐はジャムと組んでFAFを乗っ取るべくクーデターを起こします。彼は不可解なジャムになりきることでジャムに打ち勝とうとしていたのです。そして、クーデターを起こしてから、すぐに地球に在住しているジャーナリスト、リン・ジャクスンへ向けて手紙を書きます。それは、人間に対する宣戦布告でした。

友達に借りた本なのですぐに読もうと思っていたのに、分厚くてその上2段組なので、読みきるのに時間がかかりました。非常に面白かったのですが、これまでの2作以上に難解なので何度も訳が分からなくなりました。登場人物は、誰もが理屈に拘ります。とにかく徹底的に理屈を捏ね繰り回すのです。疲れるけど愉快です。

クーリィ准将の存在というものが非常に巨大になってきます。彼女が特殊戦というものの性質を決定付けるからです。

あと、機械である雪風に擬似的な人格のようなものが生まれたことが明確になる部分が面白いです。むしろ、人間の意識は機械に見透かされているということまで明らかになり、状況はさらに複雑怪奇になります。誰が敵で、誰が味方なのかよく分かりません。

しかも、不確定性の原理についても語られだすので混乱します。SFとしてはありがちなネタではある気もしますが、それにしても様々な要素が盛り込まれすぎていてよく分からなくなってくるのです。しかし、著者の狙いはそれなのかも知れません。

続編が非常に楽しみです。


読んだ本
神林長平『アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風』

読んでいる最中
ジェイムズ・エルロイ『ブラック・ダリア』
奥田英朗『オリンピックの身代金』
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