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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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超大作。
『ハイペリオン』
西暦28世紀、人類は多数の惑星にまたがる国家、連邦を形作っていました。しかし、辺境の惑星ハイペリオン目掛けて連邦に服さないアウスターが侵攻を開始。そんな中、7人の巡礼者が別々の目的を抱き、ともに<時間の墓標>を目指すのですが、ハイペリオンの<時間の墓標>が開き始め、中からは殺戮者シュライクが現れ・・・

枠物語の構成になっています。6人の人間が、各々物語を語り始めます。それぞれ『司祭の物語:神の名を叫んだ男』、『兵士の物語:戦場の恋人』、『詩人の物語:『ハイペリオンの歌』』、『学者の物語:忘却の川の水は苦く』、『探偵の物語:ロング・グッパイ』、『領事の物語:思い出のシリ』。

2段組み524ページ。ダン・シモンズは、SF小説の集大成として『ハイペリオン』を書いたみたいです。多彩な独立した物語が6つあって呆れるけど、凄いなぁと感じます。

とくに『学者の物語:忘却の川の水は苦く』はジーンときます。若返っていく娘を抱き、生きる父の姿がたまらない。

1990年ヒューゴー賞、ローカス賞受賞作。1995年第26回星雲賞海外長編賞受賞作。


今日読んだ本
ダン・シモンズ『ハイペリオン』

今読んでいる本
日野啓三『あの夕陽』
山田風太郎『明治断頭台』
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