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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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山梨へ行っている間に、SF小説の短編集『タンジェント』を読み終えました。

『ペトラ』
物語の舞台は神死(モルデュー)後の世界。人間の想像することが何でも実現してしまうようになり、世界は混乱していました。そのような中で教会に籠もった人々は光を絶ち、野蛮な者を崇め、日々を過ごしていました。醜い肉と石の子である「私」は、石のキリストに遭い、人間達の抑圧と差別に対抗しようとするのですが・・・

『白い馬にのった子供』
謎めいた老人、老女と出会い、少年は創作の楽しみを覚えます。しかし大人たちは子どもの「妄想」を嫌い、それを阻止しようとします。

『タンジェント』
社会から追われ、カルフォルニアの草原にある農家に住んでいるホモの老科学者タシーは、ある日、四次元空間を見ることができる少年パルと出会います。2人は様々なことを語り合い、パルは四次元空間に向けて音楽を送ることにします。ネビュラ賞&ヒューゴー賞の二冠に輝いた作品。

『スリープサイド・ストーリー』
純真な心を持つ貧しい青年オリヴァーと、金を持ちながら本当の愛に飢えている娼婦ミス・パークハーストの物語。オリヴァーは自分を心配している母とミス・パークハーストとの間で揺れるのですが・・・

グレッグ・ベアは、SFとファンタジーの狭間にいるような人なのだなぁ、と読んでいて感じました。ガチガチのSF作家ではないみたいです。


今日読んだ本
グレッグ・ベア『ペトラ』
グレッグ・ベア『白い馬にのった子供』
グレッグ・ベア『タンジェント』
グレッグ・ベア『スリープサイド・ストーリー』


今読んでいる本
山田風太郎『柳生十兵衛死す 上』
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