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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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歴史小説。久しぶりに山田風太郎を読みました。
『修羅維新牢』
明治元年、官軍は江戸に入場すると、そこを我が物顔で徘徊し、荒らしました。その最中、薩摩兵が斬殺され、晒し者になるという事件が発生。人斬り半次郎こと中村半次郎(後の桐野利秋)は激怒。「報復として、薩摩兵が1人死ぬごとに旗本を10人処刑する」と言い出します・・・

そこから処刑場に連れ出される10人の人間が紹介されていきます。いろんな人がいます。身分は低いけど商才に長けた男、戦国時代の武将のような荒くれ男、清爽なる美少年、人殺しが趣味の男、死にたがり屋の無気力男などなど。一応みんな武士の端くれのはずなのですが、性格は全くバラバラ。

勝海舟(安房上)が非常に格好いいです。もうセリフとその行動全部が。


今日読んだ本
山田風太郎『修羅維新牢』

今読んでいる本
石持浅海『扉は閉ざされたまま』
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