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自森人-自由の森学園の人-の読書ブログ
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青春ミステリ小説。東野圭吾初期の作品。
『魔球』
主人公は開陽高校のエース、須田武志。彼は天才的なピッチングセンスを持っていました。春の選抜高校野球大会の一試合でも、強豪相手に一歩も譲らず、9回まで無得点に押さえつけます。しかし9回裏2死満塁のピンチに陥った時、彼はなぜか不思議な暴投を行います。いったい彼に何が起きたのか。その球に隠されていた謎が事件を引き起こします。その試合の数日後、武志の女房役だった捕手・北岡明が愛犬と共に刺し殺されているところを発見されました・・・

やっぱり東野圭吾は凄い、というしかない。全ての謎が最終的には論理的に解決されていきます。

文章につっかかるところはないので、さくさく読めます。だから少し味気ない印象を受けるけど、むしろそこが東野圭吾の良さではないか、と思います。

昔、推理小説は幻想小説の仲間だったから華麗、もしくは甘美なものを含み、それでいてグロテスクさも併せ持つのが普通という雰囲気があった気がします。でもそれでは好きにならない人は多いかも知れない。そこからは脱却しつつ、しかしミステリへの愛は忘れない東野圭吾。やっぱり凄い人じゃないか。


今日読んだ本
東野圭吾『魔球』

今読んでいる本
山田風太郎『修羅維新牢』
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